( 196917 )  2024/08/01 01:02:22  
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元通産官僚で慶應大学大学院教授の岸博幸氏は、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、日銀が政策金利を0~0・1%から0・25%に引き上げることについて心配していると述べた。

実体経済は強くないとし、リーマン・ショック後の水準に金利を引き上げるのは拙速であり、中小企業や住宅ローンに影響を及ぼす可能性があると指摘した。

(要約)

( 196919 )  2024/08/01 01:02:22  
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 岸博幸氏 

 

 元通産官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏が31日、日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。日銀が金融政策決定会合で、政策金利の追加引き上げを決め、0~0・1%程度から0・25%程度にすることに「非常に心配」と憂えた。 

 

 3月のマイナス金利政策の解除に続く利上げで、リーマン・ショック直後の2008年12月以来、約16年ぶりの水準となるが、住宅ローンも上昇する見込みで「今回の利上げは拙速かなと思う」と話した。 

 

 現在の実体経済の分析について「日本経済はそこまで景気がいいわけではない。働く人の実質賃金も上がっていない。成長率やいろんなものを見ても、正直、景気があまりいいとは言えない。デフレ30年の影響が残っている」と話した。 

 

 さらに「実体経済が強くなっていないのに、金利を多少でも上げると、中小零細企業が影響を受ける。住宅ローンも影響がある。恵まれていない側が影響を受けるので、今回上げたのは実体経済への影響が大丈夫かというのは、非常に心配ですね」と語った。 

 

 

 
 

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