( 199022 )  2024/08/06 17:34:56  
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日本は柔道混合団体決勝でフランスに敗れ、銀メダルを獲得。

日本にとって注目されたのは決勝で行われた「ルーレット」で、3-3の同点で代表戦の階級を決定する際にデジタル・ルーレットが使用された。

このルーレットの結果でフランスが望んでいた90キロ超級が選ばれ、日本はその試合で一本負けを喫しました。

このルーレットに対し、日本のSNSでは不満や疑念の声が上がりましたが、柔道界のレジェンドは国際柔道連盟の決定を信じる必要があるとコメント。

今後、ルーレットに対する改善の動きがあるかは不明。

(要約)

( 199024 )  2024/08/06 17:34:56  
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柔道ルーレットについて質問した槙野氏。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部) 

 

 パリ五輪の柔道混合団体で決勝に進んだ日本は8月3日、金メダルを懸けて開催国のフランスと対戦。3-4で敗れ、東京五輪に続いて銀メダルに終わった。 

 

【画像】物議を醸した柔道ルーレット 

 

 この一戦で、小さくない話題となったのが“ルーレット”だ。全6人が競技を終え、3-3と並んだため、代表戦の階級カテゴリーを決めるため、デジタル・ルーレットによる抽選で行なわれた。 

 

 場内のビジョンに、各カテゴリーが記されたルーレットが映し出され、くるくると回った結果、男子の「90キロ超級」でストップ。その瞬間、フランスのファンは沸いた。今大会でも100キロ超級を制した“英雄”テディ・リネールの階級だったからだ。 

 

 日本は、この試合の3人目でもリネールに敗れている斉藤立が雪辱を期して挑むも、一本負けを喫し、涙を飲んだ。 

 

 ホスト国が“最も望んでいた”階級に決定したことで、日本のSNS上では不満や疑念の声が上ったなか、かつて男子60キロ級で柔道史上初の五輪3連覇を果たした野村忠宏氏は5日、出演した日本テレビ系列の『DayDay.』で、こうコメントした。 

 

「もちろんデジタルなので不正をやろうと思えばやれるかもしれないし、不透明な部分もありますけど、これはオリンピックの舞台なので。しかも国際柔道連盟も管理している。この素晴らしい舞台で不正が行われるのは絶対ありえない。(ファンが)食事しながら、ランチしながら、お酒を飲みながらワイワイ話でするのはいいと思うけど、オフィシャルでするのは不毛なやり取りだと思います」 

 

 ただ、「プラス90だけは出るなと思ってましたよ。リネールの階級だけはやめてくれと思っていた」と本音もこぼすと、コメンテーターのサッカー元日本代表DF槙野智章氏がこう質問する。 

 

「柔道界では、ルーレットに関して、もっと違うやり方のほうがいいじゃないとかあるんですか」 

 

 すると、柔道界のレジェンドは「もちろん、アナログとかクジを引くとかやり方はあると思うんですけど、国際柔道連盟が決めたことなので、信じるしかない。アナログでも不正をやろうと思ったらやれますし」と回答した。 

 

 日本以外でも疑問の声があがったルーレット。騒動を受けて、見直しの動きなどは出るのだろうか。 

 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部 

 

 

 
 

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