( 199126 )  2024/08/07 01:39:35  
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急速な円高・株安の連鎖はいったん落ち着きを取り戻すも不安定な動きは当分続く:米国経済が失速を免れるかが安定回復の鍵

NRI研究員の時事解説 8/6(火) 8:56 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/17d9f0efaf625ec71e0a904f7b19be73c5a50c33

 

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日経平均株価が過去最大の下落幅を記録し、1987年のブラックマンデーを超える4,451円の値下がりとなった。

しかし、下落率は12.4%であるため、ブラックマンデーの14.9%には及ばなかった。

今回の株価下落は日本発であり、世界的なパニック状態には至っていない。

世界の株式市場は日本の下落を受けて動揺しているが、現時点では安定が取り戻されつつある。

米国経済の動向が今後の株式市場に大きな影響を与えるとされており、米国の非製造業指数が持ち直したことで景気後退懸念が緩和されている。

ただし、円高株安の流れがまだ完全に収まっていないことが指摘されている。

(要約)

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NRI研究員の時事解説 

 

8月5日の日経平均株価は4,451円安と、1987年のブラックマンデー時(10月20日)の3,836円安を超える過去最大の下落幅となった。下落率では-12.4%とブラックマンデー時の-14.9%には及ばない。さらにブラックマンデー時との大きな違いは、米国発の世界規模での株価急落ではなく、日本を震源地とする株価下落である点だ。 

 

1987年10月19日のブラックマンデーの際には、ダウ平均株価は-22.6%の急落となった。現時点では、米国株あるいはその他地域の株価はそのような急落とはなっていないことから、当時と比べて深刻の程度は大きくない。 

 

5日は日本を震源地とする株価の下落が世界に波及した。しかし、日本を上回るような下落率を記録した国はない。アジア市場では、日本経済との関係が深い韓国と台湾の株価は一部2桁の下落率となったが、その他の市場の下落率は1%台~4%台にとどまった。 

 

また同日の欧州地域でも、各市場の下落率は1%台~2%台にとどまった。米国のダウ平均株価は一時1,200ドルの下落、終値でも1,000ドル超えの下落となったが、下落率は2%台にとどまった。 

 

日本発の株価下落は確かに世界に波及したが、世界規模で見るとパニック状態には至っていない。現時点で「グローバル金融危機」再来と考えるのは悲観的過ぎるだろう(コラム「日本株は過去最大の下落幅もグローバル金融危機の再来ではない」、2024年8月5日)。 

 

日本を含めて世界の株式市場の動揺が続くかどうかの鍵を握るのは、米国経済だ。米国経済が景気後退に向かうとの見方が強まれば、日本及び世界の株式市場の動揺はさらに深まる可能性がある一方、米国経済が失速を免れるとの見方が広がれば、株式市場は安定を取り戻してくるだろう。 

 

米国経済を占う観点から注目された5日の米7月ISM非製造業指数は51.4と、4年ぶりの低水準となった前月の48.8から持ち直した。事前予想の中央値は51程度だった。サービス業の雇用指数は1月以来初めて拡大を示し、昨年9月以来の高水準となった。 

 

この指標だけで、米国経済の安定を確認できたとは言えないが、景気後退懸念がやや緩和されたことは確かだ。そのため、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ、早期利下げの観測が幾分後退し、これがドル安円高に歯止めをかけた。ドル円レートは5日に一時141円台まで円高が進んだが、同日の海外市場では145円程度まで円安に振れた。これを受けて、6日の日本の株式市場は少なくともいったんは持ち直すと見られる。現時点での先物市場は、日経平均株価で2,000円程度の寄り付きの上昇を示唆している。 

 

 

ただし、これで円高株安の流れに歯止めがかかったと考えるのは早計だろう。足もとでの円高・株安は日本銀行による金融緩和が生み出した「円安・株高バブル」の崩壊過程と考えることができるが、行き過ぎた分の調整が終わったとは言えないからだ。 

 

株価とドル円レートは、2024年年初の水準まで戻り、2024年に生じた行き過ぎの調整は一巡した感もある。しかし、2023年に進んだ円安・株高の調整はまだ残っているのではないか。この先、2023年に生じた行き過ぎの調整がなされるとすれば、日経平均株価は2023年年初の2万6,000円程度まで17%程度の調整余地があることになる。ドル円レートは1ドル130円程度まで戻る余地があるとも考えられる。 

 

米国経済が失速を免れるのであれば、そこまでの調整にはならないだろうが、米国経済が失速し、さらにそれに伴う金融面での問題が米国発で世界に広がる事態となれば、それ以上の調整となる可能性もあるだろう。 

 

いずれにせよ、短期間で株価が急落した後は、投資家の心理的動揺はしばらく続き、金融市場が信頼を取り戻すまでには少なくとも数週間程度の時間を要するのではないか。 

 

 

木内登英(野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト) 

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この記事は、NRIウェブサイトの【木内登英のGlobal Economy & Policy Insight】(https://www.nri.com/jp/knowledge/blog)に掲載されたものです。 

 

木内 登英 

 

 

( 199128 )  2024/08/07 01:39:35  
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(まとめ) 

・米国経済が失速する可能性がある中、安定化を期待する声がありつつも、日本の方が比較的安定しているとの指摘もある。

 

・世界同時株安の影響として為替の急激な変動が大きな要因とされた。

日本政府は政策金利を慎重に考える姿勢が必要との意見も。

 

・経済は常に表裏があり、全体の利益のためには一時的なマイナスを許容する姿勢が重要。

 

・株価は8月いっぱいは下げ相場が続くとの見方もあり、NVIDIAの決算結果や9月の相場動向を注視する声がある。

 

・通貨価値の変動が激しく、日本円の軽さが目立っているとの指摘がある。

 

・日本政府の行動に対する批判もあり、世界的な株価の不安定さや為替の影響に注意を促す声もある。

 

・投資においては慌てずにタイミングを見計らい、割安の優良株を仕込むチャンスととらえる姿勢が重要視されている。

 

・一部のコメントでは暴落が続くとの悲観的な意見も示されているが、冷静な反応や心を鎮める必要性が指摘されている。

( 199130 )  2024/08/07 01:39:35  
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・米国経済の失速は免れませんね。 

そうした中で安定化していくと考えます。不安定な状況は今年中は続くと考えます。 

ただ米国と日本を比較すれば、比較的安定するのは日本の方だと思います。 

今回の世界同時株安の中で日本での影響を大きくしたのは、為替が急激に変化したのも要因です。 

今の日本政府は政策金利をもう少し慎重に考える姿勢が必要でしょう。 

 

経済は常に表裏があり、どちらかの要望を叶えればもう一方はマイナスになるのです。これは必然です。 

全体の利益になる方向性は「時間差」が生じるもので、これを許容して行わなければ全体の利益は達成できないのです。 

 

この悪い例が今の米国ですよ。 

時間を猶予する寛容さを持てない為に、国民の間での格差を大きく広げてしまった典型例です。 

 

 

・8月いっぱいは乱高下しながら下げ相場だと思う 

秋にならないと相場が回復したかどうかを見極められない 

買いから入るのは難しい 

 

8末がNVIDIAの決算だけど 

世界の相場はどのように転ぶのか 

9月に見極めたいと思う 

 

 

・「先進国の通貨価値が、こんなに短期間に変動する?」 

と思える状況ですね。"通過価値の安定性=先進国"という定義もあるぐらいですから、日本円の軽さが目立ちますね。 

 

1990-2000年代のようには、日米欧で協調介入できないほど各地域の経済状況が違う状況で、 

「荒海に浮かぶ小舟のように上下する」 

ことが続くのでしょうね。 

 

 

・世界的に株価危ない中で、月代わりに自ら 

沼に落ちる行動とる日本政府! 

営業三日で2割減,米下がったと言っても5分程度この差なに? 

円が140から146に戻すと、下がりすぎた日本株外資の買い場! 

原材料160で買って,製品146で売り! 

為替介入は外国に援助と言う名で垂れ流し! 

日本は,他の国民を救う神の国になりました! 

日本のバカ総理は、外国の国会に行くと拍手喝采で大喜びしてるそうです! 

 

 

・慌てる必要はない。 

タイミングを見計らって、割安の優良株を仕込む好機と考えればいい。 

 

買いにしても、売りにしても、雰囲気に飲まれて慌てて動けば、大ヤケドする(笑) 

 

 

・いやあ、まだまだ暴落は続くように思えますよ。ひひひ。 

(NISAに突っ込む金も、もちろん、貯蓄もない人間の意見です) 

 

 

・円高でもなんでもないでしょう。 

この調子では150円に戻すんじやないの。 

誤差の範囲内。 

 

 

・なぜ今日はまた円安に向かったの? 

 

 

・米国の緊急利下げ・・・、有りそうな雰囲気。 

 

 

・今日は黙祷して心を鎮めましょう。 

 

 

 

 
 

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