( 199317 )  2024/08/07 17:06:00  
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自民党・金融調査会の片山さつき会長は、日銀が7月末に決めた利上げが金融市場で十分織り込まれていなかったと指摘し、市場とのコミュニケーションを改善するように要望した。

会合では株式市場の乱高下についても話し合われ、新NISAの在り方などが議論された。

日銀の利上げに関しては特に話題にはならなかったが、今後党内でさまざまな議論が出る可能性があると述べた。

(要約)

( 199319 )  2024/08/07 17:06:00  
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 8月7日、自民党・金融調査会の片山さつき会長(写真)は会合後、記者団に対して日銀が7月末に決めた利上げが金融市場で十分織り込まれてはいなかったと指摘し、「市場とのコミュニケーションをしっかりお願いしたい」と要望した。写真は都内で2018年10月撮影(2024 ロイター/Issei Kato) 

 

Yoshifumi Takemoto 

 

[東京 7日 ロイター] - 自民党・金融調査会の片山さつき会長は7日の会合後、記者団に対して日銀が7月末に決めた利上げが金融市場で十分織り込まれてはいなかったと指摘し、「市場とのコミュニケーションをしっかりお願いしたい」と要望した。 

 

片山氏は「黒田東彦前日銀総裁が市場とのコミュニケーションを重要視されていた」と述べ、「黒田総裁以上に難しい状況だが植田和男総裁にはお願いしたい」と語った。 

 

会合は株式市場の乱高下を受けて開催。1月の新NISA(少額投資非課税制度)スタート後初めて迎えた株価の急落局面であるため、投資初心者向けの分かりやすい制度の在り方などを議論した。 

 

日銀が決めた利上げの是非については話題にならなかったというが、片山氏は「今後党内でいろいろな議論は出てくると思う」と話した。 

 

 

 
 

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