( 199432 )  2024/08/08 00:58:17  
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自民党の石破茂元幹事長が、自身の新著で憲法改正について9条2項を削除し、自衛隊を国防軍に改めるべきだと強調し、日本人による安全保障政策の重要性を訴えた。

また、日米安保条約の片務性を指摘し、党総裁選出馬に意欲を持つ姿勢を示した。

石破氏は自己批判を辞さず、「党内野党」と揶揄されることについて「国民の代表である意識が重要だ」と強調。

『保守政治家 わが政策、わが天命』という新著のタイトルに込めた「保守」の定義については「寛容」であると述べた。

(要約)

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自民党の憲法改正実現本部総会に臨む石破茂元幹事長=7日午前、党本部(春名中撮影) 

 

自民党の石破茂元幹事長は7日、9月の党総裁選を前に新著「保守政治家 わが政策、わが天命」(講談社)を出版した。憲法改正に関し、戦力不保持をうたった9条2項を削除した上で、現在の自衛隊を「国防軍」に改め憲法に明記すべきと強調した。 

 

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また、「日本人は日本国を自分で守るんだ、という当たり前のところに安全保障政策を戻したい」と説いた。日米安保条約が片務的であると指摘し、「義務として外国軍駐留を許している国のどこが独立国なのか」と記した。 

 

5度目の党総裁選出馬に意欲を持つ石破氏は新著で「もし私などが首相になるようなことがあるなら、それは自民党や日本国が大きく行き詰まった時なのではないか。それは天が決めること」とつづった。 

 

身内への批判を辞さない姿勢から「党内野党」と揶揄されるが、「『後ろから鉄砲を撃つ』などという批判はためにする批判」と主張。「味方だから庇えばいい、などと思っているとするなら、そこに国民の代表という意識は皆無なのでしょう」と断じた。 

 

新著のタイトルになっている「保守」の定義については「寛容」であることとし、「皇室を貴び、伝統文化や日本の地方の原風景を大切にし、一人一人の苦しみ、悲しみに共感する。その本質は寛容だ」と語った。 

 

 

 
 

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