( 200222 )  2024/08/10 02:38:07  
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インドのビネシュ選手が、レスリング女子50キロ級での銀メダルを求めるためにスポーツ仲裁裁判所に提訴した。

ビネシュは当日の計量で体重超過になり失格となったが、須崎選手を破るなど順調に勝ち進んできた。

CASはこの問題を審議し、オリンピック終了までに結論を出す予定。

須崎選手はビネシュ選手の失格により3位決定戦に進出し、ビネシュ選手を尊重しつつ、女子レスリングを引っ張ってきた偉大な選手として敬意を表している。

(要約)

( 200224 )  2024/08/10 02:38:07  
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女子50キロ級1回戦で須崎(手前)を下すビネシュ(撮影・パオロ ヌッチ) 

 

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は9日、パリオリンピック(五輪)のレスリング女子50キロ級決勝で、当日朝の計量で体重超過により失格となったビネシュ(インド)が銀メダルを求めて提訴したと発表した。 

 

【写真】頭を下げるビネシュ 

 

 CASは発表した資料で、「銀メダルの授与を求めている」などと伝えた。また、「この問題は、アナベル・ベネット氏に託された。本日、当事者のヒアリングが行われる。単独仲裁人の決定は、オリンピック終了までに出される予定」としている。 

 

 ビネシュは1回戦で2連覇を目指した須崎優衣(25=キッツ)を破った。その後も順調に勝ち上がったが、決勝が行われる2日目の計量で体重超過が発覚。食事制限やサウナに入るなどしたが、100グラム超過で失格となった。その後、X(旧ツイッター)で8日までに「私の夢は砕け散った。さよならレスリング」などと投稿。突然の現役引退表明に大きな衝撃が走った。 

 

 2回戦で敗れた須崎は、ビネシュの失格に伴い、ダイレクトで3位決定戦に進出。「決勝戦まで上がって、最後、計量を通過できなかったのはこれほど悔しいことはないと思う。彼女の気持ちを思うと、なんて言えばいいんだろう」と気遣い、その上で「女子レスリングを引っ張ってきた偉大なレスラー。リスペクトを持っています」と敬意を示していた。 

 

 

 
 

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