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ジャーナリストの浜田敬子氏は、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、岸田文雄首相の不出馬を受けて、岸田政権に対して厳しいコメントを述べた。

浜田氏は岸田首相の言葉が空虚で旧来型の経済政策であると批判し、「異次元の少子化対策」「グリーントランスフォーメーション」などのキャッチフレーズも含めて、期待を裏切られたと指摘した。

総裁選では派閥の力学よりも、国づくりや政治のあり方に注目すべきだと呼び掛けた。

(要約)

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浜田敬子氏(2024年2月撮影) 

 

 元AERA編集長でジャーナリストの浜田敬子氏は18日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演し、9月の自民党総裁選への不出馬を電撃的に表明した岸田文雄首相(67=自民党総裁)が掲げてきた言葉に、厳しいコメントを投げかけた。 

 

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 番組では、冒頭で岸田首相の不出馬表明や、それを受けた自民党総裁選の動きなどを詳報。番組MCのフリーアナウンサー膳場貴子から「政局が注目されるタイミングですが、同時に岸田政権が何をやってきたかにも目を向けていきたいですよね」と問われた浜田氏は「どんどん総裁選のニュースばかりになるので、岸田政権についてひとこと言っておきたい」と応じ、「岸田さんは、目指す方向を大きな言葉で語るが、その言葉が空回りして、すごい空虚な感じがした」とばっさり切り捨てた。 

 

 「最初に出てきたのは『分配なくして次の成長なし』という、新しい資本主義という概念。私はこの言葉は、今の時代に必要な言葉だと思っていた。アベノミクスで経済格差が深刻になって、これから縮んでいく日本でどうやって分配をしていくのか。非常に重要なテーマと思いましたが、結局やったのは、ばらまきで旧来型の経済政策だった」と評した。 

 

 首相が打ち出した「異次元の少子化対策」「グリーントランスフォーメーション」などのキャッチフレーズにも触れ「新しい言葉は出してくるが、結局、旧来型の価値観にのっとった政治だったと思う」とも述べた。「言葉でちょっと期待させられたが、それがまったく同じ旧来型。もっと言えば、時代を戻すような政策だと分かったときに失望した。政治への不信感より高まるということが結果的に起きたと思う」とした上で「総裁選では、派閥の力学より、だれがどういう国をつくるのか、どういう言葉を語るのか、厳しいことも含めて言うのか、だれが、だれひとり取り残さない政治をしてくれるのかに、耳を傾けたい」と述べた。 

 

 

 
 

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