( 202959 ) 2024/08/18 17:03:31 2 00 【徹底解説】日本株はなぜ突然「大暴落」したのか? 株高を支えてきた「異常なメカニズム」の正体とは東洋経済オンライン 8/18(日) 11:02 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/e5ca37a8e32bf79d27267e181818d6f6ff1beba5 |
( 202962 ) 2024/08/18 17:03:31 0 00 今後の見通しを得るためには、これまでの株価上昇がいかなる原因で生じたかを解き明かすことが必要だ(画像:and4me/PIXTA)
2022年以降、円安の進行で企業利益が増加し、日本の株価上昇が顕著になった。2024年にはさらに顕著になったが、7月末から8月初めにかけて株価が大暴落した。これは、株高を支えてきた「異常円安メカニズム」が崩壊しつつあるからだ。 昨今の経済現象を鮮やかに斬り、矛盾を指摘し、人々が信じて疑わない「通説」を粉砕する――。野口悠紀雄氏による連載第127回。
【図表】円安が企業業績の改善を牽引していた
■円安で値上がりしてきた日本の株価
7月末から8月初めにかけて、日本の株価が大暴落した。日経平均で見ると、8月5日に3万1458円となり、7月11日の史上最高値4万2224円からの下落率は、約25%に達した。2024年初の株価3万3288円からの上昇分は吹き飛んだ。
その後も激しい値動きが続いており、今後を見通すことが困難だ。手がかりをつかむために必要なのは、これまでの株価上昇がいかなる原因で生じたかを解き明かすことだ。そして、そのメカニズムにどのような変化が起きたかを知ることだ。
2020年以降の日本の株価は、新型コロナ感染の広がりと収束、そして、為替レートによって大きく変動してきた。
この間の日経平均の推移は、つぎのとおりだ。コロナ前の2019年には、2万~2.3万円程度で推移していたが、コロナ禍で1.7万~1.8万円程度に下落した。その後回復し、2021~2022年には2.5万~2.7万円程度になった。そして、 2023年から値上がりが顕著になった。
企業の利益はどうか。製造業大企業(資本金10億円以上の企業)の経常利益の推移は、つぎのとおりだ。
経常利益はコロナ禍で落ち込み、その後回復した。2021年中には、ほぼコロナ前の水準を取り戻した。図表1に示すように2021年の対前年同期比がきわめて高い値になっているのは、このためだ。
ところが、図表1に見るように、2022年にも、各期の対前年同期比が20%を超えるという、高い伸びが続いた。これは、円安が進んだためと考えられる。
一方、2022年の初めに1ドル=115円程度であった円ドルレートは、2022年10月には150円近くになった。
■円安と企業業績の関連性
ただし、円安→企業利益増→株価上昇という過程は、一直線に進んだわけではない。企業利益は2022年10月期に落ち込んだ。そして、下図に見るように、2022年から2023年にかけて伸び率が低下した。これは、為替介入が行われた結果、一時的に円高が進んだことの影響と考えられる。
しかし、為替レートは、その後再び円安になり、特に2024年になってから、顕著な円安が進んだ。これとともに企業利益も回復して、2024年1~3月期では、前年同期比20%という非常に高い増加率を示した(上図参照)。
日経平均株価も、2024年にはバブル崩壊前の水準を取り戻し、史上最高値が記録されるようになった。
2024年7月の初めには、円レートが1ドル=160円を超える円安になり、日経平均株価は、4万1000円という史上最高値を記録した。
つまり、今年になってからの株価の上昇は、円安によってもたらされたものだったのだ。
株価がバブル後の史上最高値を記録したことについて、「なぜこうなるのか、理由がわからない」と、2024年3月3日の本欄で書いた。いま振り返れば、その理由は明らかだ。
それは、これまで述べてきたように円安が進んだために企業の利益が増大したからだ。そして、円安が進んだのは、FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)の利下げ時期が後にずれるのではないかという見通しが、今年になって広がったからだ。
■なぜ円安で企業利益が増加するのか?
円安で企業利益が増加するメカニズムは、複雑なものではない。
輸出企業の場合を考えると、円安になると、円建ての売上額は自動的に増加する。これは、現地通貨建て(ほとんどはドル建て)の販売価格は、為替レートの変化によっては影響を受けないからだ。
他方、円建ての輸入価格も上昇するから、原材料価格も増加する。しかし、企業はこれを製品価格に転嫁する。こうして、企業の粗利益(売上高ー売上原価)が増える。粗利益に対する利益の比率が一定であれば、これによって企業利益が増大する。
なお、原材料価格上昇分の製品価格への転嫁は、取引の各段階で続き、最終的には消費者に転嫁される。データを見ると、輸入価格の上昇は、数カ月のタイムラグを伴って消費者物価を上昇させていることが確かめられる。
以上のメカニズムで利益が増えても、それは帳簿上の変化だけであって、生産が増えているわけではない。このことは、鉱工業指数がほとんど変わらないことによって確かめることができる。
2024年初来の日本の株価の顕著な上昇について、さまざまな説明がなされた。円安で日本株が割安になったため、外国人投資家の対日投資が増えたとか、中国経済の停滞のために、これまで中国に向かっていた投資が対日投資に回った、などと言われた。あるいは、日本企業が株主優先の姿勢を強めたことも原因だと言われた。
これらのうち、外国人投資家の対日投資増は、株価が上昇したからだが、その原因は、すでに述べたように円安だ。株主優先姿勢への転換もあったのかもしれないが、しかし、それは、株価上昇の基本的な理由とは考えられない。もしそうしたことが株価上昇の原因なら、株価暴落は起きないはずだ。
■FRBの利下げ幅が大きくなる?
今回の大暴落の原因についても、さまざまなことが言われる。日銀が7月末に決定した利上げや、アメリカの景気悪化などだ。しかし、最も重要な原因が、円安バブルの崩壊であることは明らかだ。アメリカの景気悪化は、「それによって9月に予定されているFRBの利下げ幅が、これまで考えられていたよりは大きくなる」という形で間接的に影響している。
前項の最後で述べたことがなぜ重要かを説明しよう。
2022年以降の円安は、「円キャリー取引」によって支えられてきた。これは、極めて投機的な取引だ。このため、円ドルレートも、したがって日本企業の利益も、したがって日本の株価も、変動率が高くなっていた。
この取引に大きな影響を与えるのは、FRBの利下げ幅なのだが、それについての見通しが、最近大きく変わったに違いない。
円キャリー取引に変調が見られることは、7月の初めごろから報道されていた。その変化が決定的になったのだろう。
最近の為替レートは急速に円高方向に動いている。これが続けば、日本企業の利益は減少する。したがって、これまでの株価上昇をもたらしてきたメカニズムが崩壊する。この変化は極めて重大だ。日銀が追加利上げを延期したところで収まるようなものではない。
野口 悠紀雄 :一橋大学名誉教授
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( 202963 ) 2024/08/18 17:03:31 0 00 =+=+=+=+= 円安による企業業績の上昇によって株価が上昇していたは間違いではないがひとつの要因でしかない。 現在の上場企業の株価(特に日経225銘柄)は外国人投資家の売買動向に左右される割合が非常に大きい 外国人から見た日経平均株価はドルベースで見ているので円ベースの日経平均が同じ価格でも円安は割安、円高は割高になる。 今回の急激な円高により割高になった日経平均銘柄を外国人投資家が売りあびせたのが原因 当然、日本の投資家も株価上昇により新陽買い残高が高水準になっていたので下落による追証発生などを含め売りが売りを呼ぶ展開になったと思います。
=+=+=+=+= 商売している方は、わかるだろう、商品を売る時に、少しでも安く仕入れて、商品を高く売りさばく、
今の株価は安いですか? 高い状態で買っても、利益は少なくなる、
要するに、超お金持ちの投資家達がドカンと売りに出し、下がった時点で買い戻した事だと思う 商売でも株も利益が出て始めて成り立つものなのです
=+=+=+=+= 多分野口先生、株式投資やってないかな。確かに日銀利上げやアメリカの雇用統計悪化でのFRB利下げ観測から円高に触れる恐怖感が蔓延しウリがウリを呼びブラックマンデーとなってしまった。だがすぐ戻してるよね。日経は半値以上に。日本の企業の想定為替レートは140円台半ば。その想定為替レートは6月頃の決算で明示しており、つまり実業界は折込済。なので今後の円高進行はサプライズでも何でもない。今回はマーケットの過剰反応と見て良い。実際、投資家の中には静観してるのもいたはずだ。
=+=+=+=+= 今回のような暴落のさなかに売れば、現在起きている急反発いわゆる稲妻も取り逃がすというダブルパンチを食らうことになります それを知っていてガチホしていた我々長期投資家はしっかりその確認ができました 今後も市場の全てを受け入れるのみであります
=+=+=+=+= ドル/円が147.6円あたりで日経平均先物が37600円程度。野口センセーのご心配も杞憂に終わりそうですね。いつ書かれた記事かは存じ上げませんが日本の投資家に安値で買い向かえる体力がある事を過小評価されてるのかなあとは思いました。
=+=+=+=+= 記事の解説って今回の暴落と関係あるのかな 自分の理解だと、要人発言で円高に触れそうだという憶測から過剰反応になっただけじゃないかって思ってたけど
あと今後について素人考えで たぶんこれ以上は円安は進まず多少は円高に振れるけど 企業業績は改善されるから とりあえず株は持っとけばいいような気がしてます でも実際どうなるかなんてわかりませんね
=+=+=+=+= 日本株だけが、大きく下げたわけではないでしょ! もちろん、日本株の下げ幅が最も大きかったという部分を解き明かす意味はある。 しかし、世界的に同時株安が起きたにも拘わらず、日本だけ下げてその原因が日本国内にあるかのような「分析紛いの論説」は野口悠紀雄氏をはじめ「ダメ日本探し」を大好きな方々だけです。
=+=+=+=+= 新NISAショックでしょう。 新NISAでバブルになった市場にAIが売り仕掛てドミノ倒し。 底値圏でAIが買い戻して現在の株価、、、ってところかな? 政府やメディアは絶対に公言しないが、実質的に新NISAショックと呼んで構わないかと。
=+=+=+=+= 日本は市場としてはとても小さくて、田舎の商店街が大型量販店等に食われたようにいずれ外資に飲み込まれる。政治家や官僚が外資への天下りを合作して外資に儲けさせるために日本を売って仕上げは新NISAで国民の貯蓄から金をかき集め集まりましたよって所で外資が手仕舞したのでしょう。
=+=+=+=+= マクロで観たらそう説明が付くかもしれないけど、個別株で云えば、一時的な業績悪化でも中長期的な見通しが良ければ逆に買い場かもしれない。
=+=+=+=+= 森本卓郎氏によると、今後日本株が更に暴落して日経平均株価は3,000円台にまで落ちるそうな。 そうなったら、私はインデックスを買いまくる。何なら全財産を注ぎ込んで買って買って買いまくる。 何故なら、そこまで落ちたら必ず上がるから。
=+=+=+=+= 〉円安が進んだために企業の利益が増大したからだ
よくこう言う解説を見かけるが、そうではない。 よく円安になると輸出企業の業績が上がるからと言う解説もあるが、それは完全に間違っている。
インフレの意味がわからないと、こう言う解説をする人がいるんだろうなといつも思っている。
=+=+=+=+= 暴落の後の急速な全戻しってチャート上結構ある。でもその辺りから数年かけて下がって行く特徴もある。大口に振り回さられるからきをつけないとね。
=+=+=+=+= 株価が急落するリスクを体感した。永久に上がり続けるわけでもない。しかし、だからといって空売りする度胸もない。いつもたらればで終わってしまう。
=+=+=+=+= 日銀は物価の番人から株価の番人に戻るのか。生活苦にあえぐ一般庶民を放置して。投資家が金利を上げると騒ぐので。
=+=+=+=+= 株の上げ下げを正確に予想できる人はいない。後付けの解説は、誰でもできる。
=+=+=+=+= この千載一遇のビッグチャンスを活かせなかった。 ビビってしまって。 大人買い出来なかった自分が情けない。 あっと言う間にまた4万台だわ・・・
=+=+=+=+= この何故 大暴落かが前もって分かれば、誰でも大金持ちになれるんだけどなぁ。
=+=+=+=+= 結果分析は誰でも出来る。これからどうなるのか?が無い。
=+=+=+=+= 植田総裁の記者会見も要因の一つだな
=+=+=+=+= 8月17日 日経平均株価終値は 38062円
=+=+=+=+= アメリカに付き合い 政府と日銀のズブズブで悪くなったんでしょう
=+=+=+=+= またドカーンと大暴落しろ
=+=+=+=+= 新NISA 民による狼狽売り。
=+=+=+=+= 単に雇用統計の悪化でしょうよ。
=+=+=+=+= ノンホルだったから 超ブラマンで手持資金 全てぶち込んだよ(^^)
ウハウハ!
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