( 202974 ) 2024/08/18 17:13:26 2 00 スバル「初代インプレッサ」名声は得ても成功とは言い切れない販売状況東洋経済オンライン 8/18(日) 10:02 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/0b4bb75e14ce3d68ba9dd60fa7c72a600c3208da |
( 202977 ) 2024/08/18 17:13:26 0 00 現在はハッチバックとなっているインプレッサは、セダン/スポーツワゴンという形状で登場した(写真:SUBARU)
“スバリスト”と呼ばれる、熱烈なスバルファンが存在する。そのスバリストが、今なお愛してやまないクルマのひとつが、1992年11月に登場した初代の「インプレッサ」だ。
【写真】WRCでの活躍やランエボとのライバル関係など、車好きを熱くさせた一方、ビジネス面では課題も
WRC(世界ラリー選手権)における活躍と、ストリートでその高性能を実感できるWRXグレード、さらには先鋭化されたSTiバージョンの存在など、“走り”のスバルを体現する名車といえる。
20~30年以上経った今でも語り継がれるクルマが、続々と自動車メーカーから投入された1990年代。その頃の熱気をつくったクルマたちがそれぞれ生まれた歴史や今に何を残したかの意味を「東洋経済オンライン自動車最前線」の書き手たちが連ねていく。
■インプレッサ誕生前のスバル
初代インプレッサを説明する前に、ぜひとも知っておきたいのが当時のスバルの状況だ。
スバル(ブランド名は昔から“スバル”ではあったけれど、会社の名前は2017年までは富士重工業株式会社)は、第2次世界大戦後の1953年に、中島飛行機を引き継ぐ民生企業として生まれた。
そして、1958年に“テントウムシ”の愛称で知られる「スバル360」を発売し、自動車メーカーとして成長してゆく。
ただし、ビジネスの中心はスバル360の後を継いだ「R2」や「REX」、商用車の「サンバー」といった軽自動車であった。軽自動車の上のクラスとなる登録車は、1966年発売の水平対向エンジン+FF(前輪駆動)の「スバル1000」だけであり、1971年には、そのポジションを「レオーネ」に譲る。
実のところ1970年代は、そのまま「軽自動車とレオーネ」しかラインナップがなかった。
しかし、1983年に小型ワンボックスの「ドミンゴ」、翌1984年にリッターカーの「ジャスティ」、さらに1985年にフラッグシップのクーペ「アルシオーネ」を追加。1980年代後半になって、ようやく、レオーネを中心に、下にジャスティとドミンゴ、上にアルシオーネという体制を整えることができたのだ。
【写真】セダン/ワゴン/クーペにSUV風まで! 初代インプレッサの姿(26枚)
そして、空前の好景気に沸き立つバルブ真っ盛りの1989年2月に、スバルは初代「レガシィ」を発売する。
スバルは、このレガシィを使って、1989年1月に平均速度223.345km/hで10万kmを走り切る世界速度記録を達成。また、1990年4月よりWRCへの本格参戦を開始するなど、レガシィの“走り”を大いにアピールした。
ただし、ここで問題が発生する。レガシィは、アメリカ市場を強く意識していたため、レオーネよりもサイズが大きくなってしまったのだ。そのため、リッターカーであるジャスティと、2リッタークラスのレガシィの間が空いてしまう。
ここはトヨタ「カローラ」を筆頭とする、当時の超売れ筋セグメントである。実質的なレオーネの後継が必要となったのだ。そこでスバルが用意したのが、1992年11月発売のインプレッサであった。
インプレッサのメカニズムは、水平対向エンジン+4WDレイアウトというレガシィ譲りのもの。ドアが、窓枠のないサッシュレスであるのも、レガシィと同じだ。サイズはレガシィよりも小さく、4ドアセダンとステーションワゴンの2種類のボディを用意した。
ただし、ここにインプレッサの個性があった。ステーションワゴンは荷室を広くするため、全長を大きく伸ばすのが通例である中、インプレッサのワゴンはセダンと10mmしか違わなかった。
これが意味するところが、「荷室は狭くても走りには有利」ということ。そのためスバルは、この短いワゴンを「スポーツワゴン」と名付けた。
■ラリーでの3連覇で高性能イメージを確立
1993年になると、WRCへの参加車両をレガシィからインプレッサに変更。そうしたイメージに合わせるように、インプレッサには高性能版であるWRXグレードを用意した。ベーシックな1.5リッターエンジンの最高出力が97馬力であったのに対して、WRXの2.0リッターターボは、240馬力もの高出力を誇った。
しかも、WRCにおいてインプレッサは、1994年に初優勝を飾り、1995年にはマニファラクチャーズチャンピオンを獲得。さらに1996年、1997年もチャンピオンとなり、3連覇を達成する。
このWRCでの日本車の活躍に、国内は大いに盛り上がった。F1やパリダカールラリーなど、1990年代の日本は、モータースポーツの人気が非常に高かったのだ。
そうした国内の熱気に後押しされるように、インプレッサはさまざまな高性能バージョンを世に送り出す。モータースポーツ参戦を主眼とする競技仕様のWRX RAに始まり、1994年からは、さらなる高性能なSTiバージョンを登場させる。
ちょうど、WRCでライバルであった三菱自動車からも「ランサーエボリューション」シリーズが発売されており、自動車媒体では「インプレッサSTi対ランサーエボリューション」が定番の比較記事になっていた。
つまり、1990年代前半の国内のモータースポーツ熱の高まりにあわせて、インプレッサは大いに注目されていったといえる。
■販売を支えたスポーツワゴンという存在
1970年代から1980年代にかけてのレオーネは、クルマ好きからの評価こそ高かったものの、知名度という点では相当に低かった。それが、インプレッサはWRCでの活躍もあって、レオーネとはまったく異なる存在感を発揮した。
ちなみに、スポーツイメージの強い初代インプレッサではあったが、販売台数で見ればスポーツワゴンのほうが売れていた。初年度こそ、セダンとスポーツワゴンの販売は拮抗していたものの、発売から3年以降は、つねにスポーツワゴンのほうが、セダンよりも数多く売れていたのだ。
今ではピンとこない人も多いだろうが、1990年代当初のステーションワゴンは、今のSUVのような売れ筋のジャンルであった。逆にSUVはクロカン4駆(クロスカントリー4WD)などと呼ばれ、もっと土の香りが強かった。
人気のあったパリダカールラリーの影響もあっただろう。具体的には、三菱「パジェロ」、トヨタ「ランドクルーザープラド」、日産「テラノ」などが売れていた。
ちなみに、まだ「ハリアー」のような都会的な車種はなく、現代のSUV的な用途を考えると、土の香りが強いクロカン4駆かステーションワゴンのどちらになるのであった。
そんなこともあって、インプレッサのスポーツワゴンは、実用的で流行の“ちょっとイメージの良いクルマ”に見られていた。実のところ、このスポーツワゴンがなければ、初代インプレッサの販売は、非常に苦しいものになっていたはずだ。スポーツワゴンを用意したのは、まさに慧眼であったといえる。
■当時のスバルの実力がうかがえるクルマ
そうはいっても、インプレッサの販売数はそれほど多くなかった。
1992年の発売から2000年に2代目へとモデルチェンジするまでの販売台数は、年間3万~4万台レベル。年間販売台数ランキングで、上位10位に入ることはなかった。また、兄貴分であるレガシィの年間販売台数、5万~9万台にも及ばなかった。
当時のナンバー1であるカローラの販売は、年間20万台レベル。それと比べると、インプレッサは、“今ひとつ”であったことがわかる。名声こそ集めることはできたが、ビジネス的に大成功だったかというと、少々難しいだろう。
もちろん、WRCの活躍やそれにあわせたSTiバージョンの投入は、注目を集める特効薬になったと思う。しかし、販売を伸ばすには、もう少し違った手が必要だったのではないだろうか。
当時を知る筆者の印象では、「インプレッサ=めちゃくちゃに速いクルマ」だ。しかし、「デザインが地味で割高。販社も少ない」という認識もあった。決してクルマとしての実力が、ライバルに負けていたわけではない。しかし、結局のところ売れるためには、デザインや価格、販売網が重要だったのだろう。
当たり前の部分に対して、きちんと対応できなかった。それがトヨタや日産、ホンダに及ばなかった、当時のスバルだったのだと思う。
【写真】ベースグレードからSTiバージョンまで初代インプレッサを見る(26枚)
鈴木 ケンイチ :モータージャーナリスト
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( 202976 ) 2024/08/18 17:13:26 1 00 スバルに関するコメントをまとめると、スバルは技術へのプライドを優先する不器用なメーカーとして一部で評価されており、スバリストと呼ばれる熱狂的ファンを持つ一方で、市場ニーズを捉えにくい面も指摘されています。 | ( 202978 ) 2024/08/18 17:13:26 0 00 =+=+=+=+= スバルって良く言えば不器用なメーカーだと思います。 自社のブランド確立よりも技術へのプライドを優先し、でもそのことで多くのスバリストと言われる熱狂的ファンを抱えるんだけども、多くの市場のニーズは捉えようとしない。 今でも、日本の自動車メーカーでありながらも北米マーケットメインの車両開発するし。 円安に支えられてますが、狭い日本のユーザー向けの車両作って欲しいな。
=+=+=+=+= 初代インプレッサのスポーツワゴンはスバルらしからぬ小洒落た外観もあり、私の周囲にも乗っている人が多くいました。セダンの方はWRXのオタクイメージに引きずられてあまり見かけませんでした。でも、ペースグレードのインプレッサ、乗ってみると悪くないのです。エンジンは非力でもボディと足回りはしっかりしていて安心して乗れる車。しかしそれはオタクイメージが強いWRXのおかげ、なかなか複雑な気持ちでした。
=+=+=+=+= ベースグレードの1.5iに2年くらい乗っていたけど、実用の道具には十分でしたね。ショートストロークの水平対向なので低速トルクはスカスカで軽にも抜かれましたが60~80kmくらいになると気持ちよく加速した。あと流石4WDのスバル。雪の峠道でお尻が滑ってもアクセルに足を載せたままハンドルの修正だけで立て直せるのでちっとも怖くなかった。閉口したのは時速80km以上になるとドアミラーの風切り音が酷くなりオーディオのボリュームを上げないと聞こえなくなること。これは当時の雑誌やネットでも指摘されていた。風洞実験や走行試験で承知のハズで、この辺り「金かけてないんだなぁ」と思った。駐車する場所があれば新車買う時に下取りに出さず残しておきたいくらい気に入ってました。
=+=+=+=+= 車好きの認識ではそうだろう、実際には1.5リッターのお買い得仕様がキャンペーン毎にチラシに踊り近所にポツポツ現れるのが実情だったし、時間がたちモデルチェンジで街中からスーッと消えて行った、WRXやランエボも旬を過ぎてしまったら車の使われて方から言って何人かのユーザーを経て見なくなるのも早かった。
=+=+=+=+= 試乗すれば、買いたくなる車だつたと思う。 ボディ剛性が素晴らしく、交差点で左折する際今まで感じ無かった、カローラのボディが撚れ感がハッキリ判るようになってしまった。 もう少し、マニア向け以外にも刺さる宣伝してたらもっと売れたかも知れない。 その不器用さが、スバルなんだろうね。
=+=+=+=+= インプレッサの車高を上げて販売当初はターボのみ。インパネ周りがほとんど同じというフォレスターも生まれました。馬力も250もあり楽しい車。インプレッサがあったから低価格で販売できていました。
=+=+=+=+= 自分も初代のスタイルが一番好きです。 確か外国人のチーフデザイナーだったはず。 スバルをトヨタや日産の販売台数と比べちゃダメですよ。 そんなに作れないし。 英国ではインプレッサの名声が高くてびっくりしますからね。
=+=+=+=+= この頃は販売店の対応が悪かったらしい。デビュー間もなくインプレッサを購入した人は最初「スカイラインにした方がいいですよ。」と言われた。他の人からもスバル販売店の悪い評判をよく聞いた。兄がスバルのサービスで働いているが、当時の営業対応が悪いことを認めていた。対応の悪さで敬遠した人も多いと思う。
=+=+=+=+= ベース車両とWRXを一緒にしちゃいかん 当時から何故かスバル乗りはWRX譲りのボディがどうのとか水平対向がどうのとか上位グレード買えない口だけ君が多かった…
ランエボとかスカイラインGTRのようなベースと上位モデルをきっちり差別化出来なかったのは失敗かもね
=+=+=+=+= まだレガシィで捲土重来を果たしたばっかりで、当時は軽のスバルのイメージが強かった。なのでWRX欲しいと言いつつも、「でもスバルだかならな…」という人は多かった。
=+=+=+=+= 比較対象がカローラの販売台数とかさすがに無理があるだろ。 レガシィの販売台数が異常だっただけでスバルの規模からして比較対象はファミリアの8代目とか5代目ランサーじゃないの?
=+=+=+=+= 初代の外観は良かった。特にセダンは秀逸。カローラほどでは無いが、十分に売れた。レガシーと合わせたら当時の販売力いっぱいいっぱいだったのでは?これで成功でなければノルマ厳しすぎ。
=+=+=+=+= ランサーだってランエボは人気だったが、ランサー自体は不人気だった。
エボリューションモデルの人気と、ベース車両の人気は別だよ。
=+=+=+=+= 世界から見たら、その価値は 計り知れないインパクトがあって、スバルも そこを狙ってインプレッサに希望と未来を 託したのだから、部外者が販売台数で 軽々しく語って良い話じゃないのよ。
=+=+=+=+= そもそも、国内販売ネットワークが弱いメーカー四駆や小型車販売力は北高南弱だから、そして生産能力も1990年代初頭は軽から小型車輸出車も国内で一杯一杯だったからね、、、
=+=+=+=+= こんなスペックが200万くらいで買えた 当時でもバーゲンプライスだった ワゴンも選べたし いい時代だった
=+=+=+=+= 今でもこの初代のデザインが1番好きだな
=+=+=+=+= ハードトップはファミリー層から敬遠される。事実ハードトップのタクシーは殆ど無い。
=+=+=+=+= こういうのでいいんだよ 今のゴテゴテ車ブーム何とかならんのか
=+=+=+=+= WRX顔のターボ無しなんていうグレードも有りましたから
=+=+=+=+= 初代は、いまだに持っているが 二代目以降は、デザインが極端に ダサくなった!
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