( 203235 )  2024/08/19 15:58:42  
00

運転免許証の更新手続きにおいて、一部地域でオンライン講習が導入されています。

これにより、スマートフォンやパソコンを利用して専用サイトにアクセスし、動画を視聴してアンケートに回答することで講習を受けることができます。

オンライン講習は時間的に便利と評価されており、特に育児や仕事の合間など、自分の都合に合わせて受講できる点が好評です。

ただし、一部の受講者からはスマートフォンの縦画面で見づらい、エラーが出るなどの不満点も挙げられています。

警察庁は2024年度末までに全国でオンライン講習を導入する方針で進めており、今後の展開が注目されています。

(要約)

( 203237 )  2024/08/19 15:58:42  
00

 いままで運転免許証の更新といば、指定された警察署や免許センターに赴く必要がありました。しかし、最近では一部地域で「講習」をオンラインで受けることが出来ます。 

 

【画像】「すげぇぇぇぇ!」これが超激レアな「最強免許」です(32枚) 

 

 オンラインで「講習」が出来るというのはどういうことなのでしょうか。 

 

運転免許のオンライン講習、一般ドライバーに対象が拡大!反響は? 

 

 2022年2月から北海道、千葉県、京都府、山口県の4道府県において、70歳未満の優良運転者が免許更新時の講習をオンラインで受講できる取組みが始まりました。 

 

 その後2023年10月には優良運転者以外に一般運転者もオンライン講習の対象となっています。 

 

 従来、運転免許の更新手続きは所定の場所に行って、免許区分に応じた30分~2時間の運転者講習、視力検査や写真撮影などを受けなければいけません。 

 

 そうしたことから、「免許更新に行くまとまった時間が取れない」という声も聞かれていました。 

 

 こうした声に応えるために前述の4道府県に居住しマイナンバーカードを持っている、かつ該当の道府県で免許更新手続きをする予定の人が試験的にオンラインで講習が出来るようになったのです。 

 

 あくまでもオンラインとなるのは運転者講習のみとなり、視力検査や運転免許証の受取りは従来どおり所定の場所です。 

 

 では、オンライン講習はどのような流れでやるのでしょうか。主な流れは次のとおりです。 

 

ーーー 

 1.受講者がスマートフォンまたはパソコンで専用サイトにアクセス 

 2.マイナンバーカードを使ってログイン 

 3.スマホやパソコンで講習動画を視聴した後アンケートに回答 

 4.運転免許センターや警察署などで更新手続き 

ーーー 

 

 マイナンバーカードを読み取ってサイトにログインするため、対応した機器を準備しておく必要があります。 

 

 また動画の視聴中は、チャプターごとに確認問題が出題されるます。さらには、受講者の顔画像を計3回撮影して、受講しているかの確認もあるようです。 

 

 すでに実施している千葉県警察によると、講習動画の時間は優良運転者が30分、一般運転者が40分。さらに一般運転者の場合は動画の視聴後に運転適性診断が別途実施されるとしています。 

 

 なお警察庁が公表しているオンライン講習の受講状況や受講者の声などをまとめた報告書では「オンライン講習は対面での講習と比較して便利でしたか」との問いに対して受講者の96.8%が「便利だった」「やや便利だった」と回答しています。 

 

 さらに受講者からは「育児・妊娠中・産後だったため助かった」「自分の好きな時間で受講することができた」などの意見も多く寄せられてます。 

 

 

  

 加えて、SNS上においてもオンライン講習の受講者から「受付して新しい免許証が発行されるまで15分で終わった」「事前のオンライン講習のおかけであっという間に手続きが済んだ」「仕事の休憩中にサクッと受けられた」「マジで有能」などの声が寄せられています。 

 

 また「毎度子どもを連れて講習に行っていたから助かる」「深夜、子どもが寝静まってからゆっくり見ることができた」など、子育てをする人からも好意的な意見が聞かれました。 

 

 一方で「動画の視聴はスマートフォンの縦画面だと見づらい」「スマホとタブレット、どちらもエラーが出て受講できなかった」などの不満点もあるようです。 

 

※ ※ ※ 

 

 現在4道府県で試行されているオンライン講習の実施を経て、警察庁は2024年度末までに全国でオンライン講習を展開する方針を示しており、整備を進めています。 

 

 2024年8月現在、具体的な開始時期などは公表されていません。 

 

 それでも多くの免許保有者にとって、「オンライン講習」は利便性の高いシステムであるため、今後の動向が注目されます。 

 

くるまのニュース編集部 

 

 

 
 

IMAGE