( 203475 )  2024/08/20 15:08:48  
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兵庫県の斎藤元彦知事は内部告発を巡る問題で行われた職員アンケートの中間報告について記者会見し、新たなパワハラ疑惑については変わらず業務上の指導だったとコメント。

アンケートではパワハラや贈答品受領疑惑が浮上し、専門部署長が亡くなった男性職員に関する新たな疑惑も寄せられた。

斎藤知事は認識しないとしつつも、厳しく指導する必要性を強調。

百条委は尋問を行い、斎藤知事も証言する予定で、斎藤知事は調査に協力し、県政を進める考えを示した。

(要約)

( 203477 )  2024/08/20 15:08:48  
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記者会見で中間報告について話す斎藤知事(20日午前、兵庫県庁で) 

 

 兵庫県の斎藤元彦知事は20日の定例記者会見で、自身に関する内部告発を巡る問題で県議会の百条委員会が実施した職員アンケートの中間報告について、「内容を承知していないのでコメントは控える」と述べた。中間報告で明らかになった新たなパワハラ疑惑については、「業務上の指導だった」という従来の主張を変えなかった。 

 

【図解】「座席を蹴り激怒」「舌打ち叱責」アンケートから浮かび上がった実態 

 

 アンケートは7月31日~8月14日、職員約9700人を対象に実施し、約6700人が回答した。 

 

 中間報告ではこのうち、5日午前9時までの回答(4568人分)を集計。パワハラ疑惑に関し、見聞きした人の合計が38・3%(1750人)に上った。贈答品の受領疑惑についても、20・7%(946人)が見聞きしたと答えた。 

 

 アンケートの自由記述では、「視察先の施設でエレベーターに乗り損ね、職員を『お前はエレベーターのボタンも押せないのか』と叱責(しっせき)した」など、前県西播磨県民局長の男性職員(7月に死亡)が告発文書で指摘した以外の新たな疑惑も、多数寄せられた。 

 

 斎藤知事は記者会見で、エレベーターの件について「そういったことをした認識はない」と強調したうえで、「仕事なので、(一般論として)厳しく指導することも必要だ」などと述べた。 

 

 百条委は23日から、パワハラ疑惑に絞って証人尋問を始め、30日には斎藤知事の尋問を予定している。斎藤知事は記者会見で、「(百条委の)調査に対応し、県政を前に進めていく」と語った。 

 

 

 
 

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