( 203870 )  2024/08/21 16:10:53  
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「怒る人がなぜか出世する理由」についての記事。

怒ることで仕事量をコントロールできるテクニックや、普段怒らない人が怒ると効果的な理由などが述べられている。

怒りを利用して自己ブランディングし、無駄な仕事を避け、仕事の効率を上げることができると紹介されている。

(要約)

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Photo: Adobe Stock 

 

 どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏による「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から「こんな本が30年前に欲しかった」「今までにない知恵がつく」「上司には絶対に見せられない」と話題沸騰中である。今回はその中から「すぐに怒る人がなぜか出世する理由」についてお伝えする。 

 

● 「怒る」をテクニックとして使っているか? 

 

 あなたの職場には怒りっぽい人がいますか。ちなみにメガバンクは非常にストレスフルな職場です。怖いお局さんもいれば、怖い上司・支店長もたくさんいます。お客さんが見えるところでは決して怒りませんが、店舗が閉まった後は上司や支店長の怒鳴り声がこだまする……そんな支店が若手の頃はたくさんありました。 

 

 でも、本当に怖いのは、普段は温和で怒っているところが想像できないような人が怒った時だと思います。これを応用してみましょう。仮にあなたがあまり怒るタイプの人でなかったとしても、「怒る」または「怒っているように見せる」のは、仕事を効率よく進めるうえで実は重要なテクニックになります。 

 

● 「怒ったフリ」で仕事量をコントロールせよ 

 

 「怒る」もしくは「怒ったフリ」をすることで、実は自分の仕事量をコントロールすることができます。 

 

 仕事は同僚や上司からたくさん降ってきます。時には自分のキャパシティを大きく上回るような仕事量が降ってくることもありますよね。特に、誰の仕事も受ける「便利君」みたいな感じで周りから見られてしまうと、誰がやってもいいような仕事も全て自分に降ってきます。それでは、あなたの仕事のコスパはどんどん下がるばかりか、せっかくの成長の機会も逃してしまうことになります。 

 

 そういった際に「怒ったフリ」が有効に作用します。まずはその仕事自体を断ることが大前提ですが、それでも自分に仕事を振ってくる場合には、「どうして自分がその仕事をやらなければいけないのか」と少し語気を強く声を大きくして返すようにしましょう。周りに人が多くいる状況のほうが効果的です。 

 

 この行動は「自分に仕事を振る時にはそれなりの理由がいる」とブランディングするのが目的なので、周囲に自分の声が届く人が多ければ多いほど効果的です。 

 

 

● 「普段怒らない人」が怒ると一番怖い 

 

 このワザで重要なのは、「いつも温和な人」が、「急に怒る」という点です。いつも怒っている人は周囲にも悪影響を及ぼします。しかし、いつもは優しい人が急に怒ったとしたら、「よほどのことがあったんじゃないか」と周囲は必ず感じます。普段の振る舞いがおとなしいからこそ、「怒る」というカードの効果が倍増するのです。 

 

 このように、周囲から「何があっても怒らない人」とレッテルを貼られてしまうのは考えものです。あなたがどうしても通したい要望があったり、逆に、どうしても引き受けたくない業務があるのであれは、戦略的に「怒ったフリ」を活用することを心がけるようにしましょう。 

 

 このように、怒るフリを社内外で活用できるようになると、ブランディングによってあなたに無駄な仕事が降ってくるリスクを軽減できるようになります。さらに、面倒なお客さんとの取引を見直すことが可能になり、仕事のコスパを向上させることが実現します。 

 

 (本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』の一部を抜粋・編集・加筆した記事です) 

 

著者:最短出世中・現役エリートメガバンクブロガー たこす 

本部公認で副業としてブログを運営する、年収1400万円の現役メガバンク行員。10年以上メガバンクという極限の環境で生き残り、最短で出世街道を歩んでいる。新卒で配属された支店で猛烈なパワハラ上司に理不尽に詰められ続ける過酷な労働環境の中、理系的な分析手法によって独自の「高コスパな仕事術」を編み出す。証券会社に出向して花形の投資銀行業務に携わった後、銀行に戻って上場企業を中心とした大企業営業を経験。現在も本部勤務を続けている。 

 

たこす 

 

 

 
 

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