( 204585 )  2024/08/24 00:22:16  
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兵庫県知事の斎藤元彦氏によるパワーハラスメントなどを告発した県職員X氏が自殺する前に受けた県側の事情聴取の音声が「週刊文春」によって入手された。

その中で、片山安孝副知事がX氏に詰め寄る姿が生々しく描かれている。

斎藤知事は聴取内容に関して公開を拒否し、「噂話を集めて作成した」とのみコメントしたため、批判が集まっている。

(要約)

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辞める気配のない斎藤知事 

 

 斎藤元彦・兵庫県知事(46)のパワハラなどを告発する文書を作成した県職員X氏(故人)。そのX氏が受けていた県側の“事情聴取”の音声を「 週刊文春 」が入手した。 

 

【写真】「なんでそれを知っとるんやって聞きよんやろが!」自殺職員を詰問する片山安孝副知事(64) 

 

 X氏が告発文書を作成し、7月7日に「死をもって抗議する」というメッセージを遺し自殺したことに端を発する県知事のパワハラ疑惑。県職員を対象に行われたアンケートでは、およそ4割が知事のパワハラを見聞きしたなどと回答したことが報じられ、大きな話題となった。 

 

 これまで「週刊文春」では 兵庫県知事と県知事から重用されている幹部4人の「牛タン倶楽部」の面々が自殺した職員などに行ってきた個人攻撃 や 兵庫県知事に固執する斎藤氏の人柄、斎藤氏の不透明な事務所費などの政治資金の問題 などを報じてきた。 

 

 そして、今回「週刊文春」が入手したのが、斎藤知事の指示を受けた片山安孝副知事(当時)がX氏に詰め寄る録音データだ。 

 

 音声データには斎藤知事の指示を受けた片山副知事によるX氏への取り調べが録音されており、中には「なんでそれを知っとるんやって聞きよんやろが!」などとX氏を強い口調で詰問する生々しい様子も残されていた。さまざまな言い方で詰め寄られたX氏はこの聴取を受けた約3か月後の7月7日、「死をもって抗議する」とのメッセージを遺して自殺した。 

 

 X氏への聴取の内容については8月20日の知事定例記者会見でも報道陣が追及したが……。 

 

「知事は『噂話を集めて作成した』との文言以外は公表しないと強調し、音声データなどの公開を拒みました。知事にとって都合の良い文言だけを抜粋して公表する姿勢は『卑怯だ』と批判されています」(県庁担当記者) 

 

 では、公開を拒んだ「音声データ」には何が残されていたのか。 

 

 現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、音声データに残されたやりとりを詳しく報じている。 

 

「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル 

 

 

 
 

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