( 204605 )  2024/08/24 00:45:40  
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斎藤経済産業大臣は、東京電力の福島第一原子力発電所での溶融燃料デブリ取り出し作業の中断について重く受け止め、東電に原因究明と責任を持って作業に取り組むよう求めた。

また、福島第一原子力発電所処理水の海洋放出が1年を迎える24日前に、全国漁業協同組合連合会の坂本雅信会長と面会し、坂本氏はデブリ採取中断について懸念を表明した。

(要約)

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全漁連の坂本雅信会長と面会し、発言する斎藤経産相=23日午前、経産省 

 

 斎藤健経済産業相は23日、東京電力が福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)取り出しでミスにより作業を中断したことについて「大変重く受け止めている」と述べ、原因究明などを東電に求めたことを明らかにした。「協力会社任せにしないで、東電自身が全作業に責任を持って取り組むように」と、東電に苦言を呈した。 

 

【写真】デブリ取り出し装置に接続する「押し込みパイプ」。左端にある本来の1本目が誤った順番で並べられていた 

 

 福島第1原発処理水の海洋放出開始から24日で1年となるのを前に、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長と省内で面会した際に言及した。 

 

 坂本氏は面会後、デブリ採取中断について「廃炉までの道のりがさらに遠くなるようでは、いつになれば漁業を安心してできるのか」と懸念を示した。 

 

 

 
 

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