( 204807 ) 2024/08/24 15:54:51 0 00 【飲み会分類図】(新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』P.195より)
どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏による「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から「こんな本が30年前に欲しかった」「今までにない知恵がつく」「上司には絶対に見せられない」と話題沸騰中である。今回はその中から「毎回飲み会に参加する人が出世しない理由」について書き下ろしの原稿でお伝えする。
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● 「飲み会に毎回参加する」のはコスパが悪い
「なんでこんな飲み会に参加してしまったんだろう……」と思ったことはありませんか。会社員をやっていると、会社によっては週一もしくはそれ以上のペースで「自由参加」と称したほぼオフィシャルな飲み会が開催されていることもあると思います。「参加しないと社内の評価にも響くのではないか」と不安になることもあるでしょう。
しかし、僕の経験からすると、「毎回飲み会に参加する」のは、非常にコスパが悪いです。出世する人は、飲み会の度に「有益か無益か」を必ず見極めています。「参加すべき飲み会」は参加し、そうでない飲み会は必ず断っています。今回は、「なぜ飲み会に毎回参加すべきではないのか」を説明していきます。
● プライベートと「職場の飲み会」は異なる
そもそも、飲み会に毎回参加する人は、なぜ、「必ず」参加しているのでしょうか。「単純に飲むのが好き」「盛り上がれて楽しい」「誘いには乗りたい」「断るのが申し訳ない」……さまざまな理由があることでしょう。
しかし、ここで改めて皆さんに問いかけたいのは、「その飲み会は、本当に自分がコスパ良く出世するために必要なのか?」ということです。多くの場合、残念ながら、そうとは言い切れません。
一応断っておくと、ツラい時に話を聞いてくれる先輩や、同期や後輩との楽しい飲み会を否定する気は毛頭ありません。僕が言いたいのは、プライベート飲み会ではなく「職場の飲み会」においては「楽しいかどうか」以外にもう一つ、考えるべき「軸」があるということです。
● 「参加すべき飲み会」を見極める評価軸
では、どのように飲み会を考えるべきか。
僕は飲み会に参加する前に、必ず飲み会を以下の4つに分類して、参加するかどうかを考えています。
飲み会の縦軸に「楽しいかどうか」、横軸に「有益な情報があるか」を取った分類図です。
たとえば、あなたが参加した飲み会がとても楽しかったとしましょう。それはストレスが発散できるという意味で有益な飲み会だと言えます。
では、もう1つの軸「有益な情報があるか」に当てはめるとどうでしょうか。なおこの場合の「有益な情報」とは、自分がその会社でうまく立ち回るための情報や、先輩の過去の失敗談や成功体験などのことです。特に、普段の平場ではなかなか聞く時間がとれない情報のことを指します。
こういった観点から、あなたが参加している飲み会を思い出してみてください。本当に、これらの軸を満たした飲み会ばかりだったでしょうか。残念ながらおそらく、そうではないのではないかと思います。
● 「必ず飲み会に参加する」を目的にしてはいけない
毎回漫然と飲み会に参加していては、この「目的意識」を持つことができません。
また、この「目的意識」を持っていれば、「毎回すべての飲み会に参加する」ことには基本的になりません。なぜなら「必ず参加すること」自体が目的化しているため、本来考えるべき「自分へのメリット」を二の次にしてしまっているからです。
こういった飲み会の「目的意識」を持つことで、出世の可能性をコスパ良く高めることが可能になります。
(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する特別な書き下ろし原稿です)
著者:最短出世中・現役エリートメガバンクブロガー たこす 本部公認で副業としてブログを運営する、年収1400万円の現役メガバンク行員。10年以上メガバンクという極限の環境で生き残り、最短で出世街道を歩んでいる。新卒で配属された支店で猛烈なパワハラ上司に理不尽に詰められ続ける過酷な労働環境の中、理系的な分析手法によって独自の「高コスパな仕事術」を編み出す。証券会社に出向して花形の投資銀行業務に携わった後、銀行に戻って上場企業を中心とした大企業営業を経験。現在も本部勤務を続けている。
たこす
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