( 205780 )  2024/08/27 15:38:01  
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自民党の河野太郎デジタル相が党総裁選への立候補表明で、原発のリプレースを容認する考えを示しました。

データセンターの電力需要が増加していることから、あらゆる技術を使って電力供給を確保する必要があると述べ、リプレースを選択肢として考えるべきだと述べました。

河野氏は電力需要が増えることによる影響に懸念を表明し、再生可能エネルギーのみでは足りないと指摘しています。

(要約)

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自民党総裁選への立候補を表明をする河野太郎デジタル相=26日午後、国会内(春名中撮影) 

 

自民党の河野太郎デジタル相(61)は26日、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に立候補を表明した記者会見で、原発のリプレース(建て替え)を容認する考えを示した。データセンターの電力需要の急増見通しを踏まえ、「電力供給を最大限行うために、あらゆる技術に張っておかないといけない。リプレースも選択肢としてあるのだと思う」と語った。 

 

国内の電力需要は平成19年をピークに省エネと人口減で減少傾向にある一方、生成人工知能(AI)の登場でAIを支えるデータセンターの電力使用量が令和32(2050)年に現在の国内の電力需要全体の約20%分増えるとも予測されている。 

 

河野氏は「データセンターとAIの需要で電力需要がかなり跳ね上がる。再生可能エネルギーを2倍のペースで入れても、再稼働できる原子炉を再稼働しても足らない」と指摘し、「電力の供給が追い付かないから、データセンターを日本からシンガポールに移そうとか、電力の供給ができないからAIの投資を日本からよその国に持っていくことが起きては、経済にも影響が出てしまう」と懸念した。 

 

河野氏は平成24年に超党派議員連盟「原発ゼロの会」を設立するなど「脱原発」を持論とする一方、前回の令和3年総裁選に出馬した際も「安全が確認された原発は当面再稼働していく」と表明していた。 

 

 

 
 

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