( 207240 )  2024/08/31 18:09:13  
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婚活では、男性は高収入で、女性は若く美しい相手を求めがちですが、女性の社会進出に伴い、選択基準が変化しています。

結婚相談所の仲人から見ると、高収入な女性から相手にされない男性の特徴は、容姿やプライドが高い、コミュニケーションスキルに乏しい、態度が悪い、居住地が遠いなどです。

結婚に求める条件では、男女ともに「人柄」が最も重要視されており、女性は年収や学歴などを重視しています。

現在の婚活市場では、男性も結婚に消極的な傾向があります。

相手を選ぶ際には、完璧な人はいないことを考慮し、自身に目を向けて改善を図ることも重要です。

(要約)

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Photo by Getty Images 

 

婚活では基本的に誰もが、より良い条件の異性と結婚したいと考えます。一般的に、男性は年収が高いほどに、女性は若く美しいほどにハイスぺ(最近では+年収も必要)という扱いを受けますが、その実態はどうなっているのでしょうか。 

 

【写真】年収500万円以上の30代独身男性は「普通の男」じゃないんです 

 

女性の社会進出に伴い、少しずつではありますが、男女間での賃金格差も小さくなっています。女性の場合、男性を選ぶ際、年収よりも別の項目を重視する人も増えてきているという話もあります。 

 

そこで今回は、日本仲人協会の協力のもと、結婚相談所の仲人から見た「高年収な女性」から相手にされない男性の特徴についてお伝えします。 

 

「年齢差がありすぎる、女性の年収のほうが上」というケースを除いたアンケート結果(順不同)をもとに作成しました。 

 

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まずは容姿です。 

 

これまで言葉は悪いですが「チビ・デブ・ハゲ」という3要素を筆頭に、「体毛が濃いのがムリ」というものもありました。 

 

しかし、近年、男性が女性に求めるように、女性からも男性に対して一般的に見て「良い容姿」の人を選ぶようになっています。 

 

男性は容姿ではなく「清潔感が大事」などと言われますが、複数の男性から結婚相手を選べる女性なら、清潔感だけでは足りず、容姿そのものが大事だと言えそうです。 

 

美容整形をしないのであれば、容姿はおおむねどうにもできないと思われていますが、決して対策することがないわけではありません。 

 

ダイエットや脱毛はかなり効果的だとの声もよく聞きます。 

 

最近ではプチ整形などもあるので、考えてみるのもいいかもしれません。 

 

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次に挙げたいのは「プライドが高い」ことです。 

 

具体的には「相手のことを考えない、気遣いがない、男尊女卑思考、マウント気質、上から目線」などの項目が挙がっていました。 

 

似た項目で「ナルシスト」という意見もありましたが、いずれにせよ人間性が問題になる傾向が増しています。 

 

普通に考えれば、結婚相談所だけでなく、普段の人間関係においても人間性は重要です。これまで結婚相談所でも年収や学歴など、わかりやすく、目に見えるスペックが重要でした。しかし、独身貴族、シェアハウスブームなど、多様な生き方がクローズアップされ、居心地の悪い相手しかいないのであれば、無理に結婚しなくてもいいという人が少なくなったのかもしれません。 

 

どちらにせよ、年収がいいから、容姿が良いからとあぐらをかくのは避けたほうがいいでしょう。 

 

あくまで筆者の感覚ですが、人間性に問題があるとされる方は自分がそういう性格だと気づけていないことが多いように思います。仮に指摘されても「そんなことはない」と否定しがちです。 

 

自分で自覚がなければ直しようがありませんから、少しでも心当たりがあるなら、まずはそれに気づかせてくれる友人のような第三者や仲人のようなプロの方の助けを借りましょう。 

 

 

今度は「話がつまらない」です。いわゆるコミュニケーションスキルに乏しいとも言えます。具体的には、「話が続かない、キャッチボールにならない、空気が読めない、笑顔がない、表情がない、真面目過ぎ」などが挙がっていました。日頃、あまり人と接しない人や、特定の人とばかり接する人、仕事でしか人と接しない人に多い傾向かもしれません。 

 

婚活では、自分の力で相手と会話する能力が必要なので、鍛える必要があります。 

 

同様に「態度が悪い」ことも女性から選ばれない要素の一つです。具体的には、「モラハラ気質、自分勝手、人に歩み寄らない、協調性がない」など、コミュニケーションスキルが低いと言える特徴が挙がっています。 

 

最後は「居住地域」についてです。 

 

基本的には女性が住む場所から「遠方すぎる」ことが選ばれない項目として挙げられます。都市部から離れた「(農村などの)地方」であることも懸念材料になるそうです。類似する意見として「親との同居がありそう」などの理由で断った女性も少なからずいたようです。 

 

最近では結婚後も共働きになることが一般的ですから、結婚後も仕事を続けたい女性なら、この理由で断るのも仕方ないかもしれません。 

 

東京などの大都市圏とその他の地域で、婚活市場にいる男女比も異なってくるので、結婚に重きを置く方の場合は住む場所を今一度考えてみるのもいいかもしれません。 

 

また、親と同居していたり、近くに親が住んでいたりする男性は、結婚前に警戒され婚活が上手くいかないケースもあるので、早めに居住場所を変えるのもおすすめです。 

 

国立社会保障・人口問題研究所の2021年「第16回出生動向基本調査」によると、結婚相手に求める条件として重視しているのは、男女ともに「人柄」が1位でした。 

 

しかし、男性のほうが重視しているのは「容姿と共通の趣味」だけであり、他の要素、たとえば年収や学歴など、すべて女性のほうが強く重視している結果になっています。結婚においては、女性のほうが何かと多く求める傾向でしたが、今回のアンケート結果も、それを裏付ける一つと言えそうです。 

 

男性の中には、このような女性の姿勢に腹立たしい感情を持つ方も珍しくありません。「高望みが過ぎる」という意見もよく聞きます。しかし、結婚したいのであれば、それは仕方がないことであり、相手を責める前に、まずは自分の欠点を改善するほうが建設的なはずです。 

 

 

男性も女性に年収を求めるようになったように、婚活において年収だけが男性の魅力ではなくなっています。同様に、女性も若いことや美しいことだけで、婚活が上手くいくケースは少なくなってきました。男性だけでなく、女性もこうした知識のアップデートが必要なのかもしれません。 

 

そもそも最近では、男性のほうが結婚意欲は低いと言われています。婚活市場でも女性過多になるほど、最近の男性は簡単に結婚を諦める例が増えています。 

 

どんな人を望むかは当人の自由です。しかし完璧な人などいませんし、相手も誰を選ぶかは同じく自由なのが婚活です。どこかで、現実との折合いをつけることも大切になります。ハイスぺなはずなのに婚活が上手くいっていない女性も、男性同様、自身に目を向けて、改善を図っていきましょう。 

 

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山本 昌義(婚活FP【商標番号6652878】) 

 

 

 
 

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