( 208821 )  2024/09/05 14:42:14  
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日テレNEWS NNNが報道した働く人たちの平日のランチ事情についての調査結果によると、平均予算は過去最高額で、ほとんどの食べ方が前年よりも増額していることが分かった。

家で食べる人が少なくなり、外食や社食でランチをとる人が増加している傾向がある。

また、ランチの支出が増加している理由として、物価上昇や値上げが影響している可能性があるとの分析も行われた。

実際のランチ代が上がっている中で、お昼の休憩時間が十分に取れていないと感じる人も多く、ランチ時間の効率化や休息の重要性についても議論された。

(要約)

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日テレNEWS NNN 

 

働く人たちは平日、どんなランチを食べているのか─。ある調査によると平均予算は過去最高額で、ほとんどの食べ方で前年より増額していました。街の人には、ランチ事情や節約のコツを聞きました。理想と現実に開きがある昼休憩の時間についても考えます。 

 

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そこで今回の#みんなのギモンでは、「ランチ代が過去最高…理由は?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 

 

●増額傾向 高いのは? 

●ランチ時間 足りてる? 

 

日テレNEWS NNN 

 

森圭介アナウンサー 

「リクルートのホットペッパーグルメ外食総研が、働く人の平日のランチ代について調査しました。首都圏・関西圏・東海圏に住む20~69歳の男女約5500人が回答し、平均予算は過去最高額となりました」 

 

「『平日のランチどうしてますか?』という質問に対して、5位は、『外食店内での食事』で7.8%、4位は『社食・外食』で8.5%、3位は『自分・家族等が作った弁当』で19.2%、2位は、コンビニなどの『小売店・飲食店で購入した食事』で20.4%でした」 

 

「1位は『自炊・家族等が作った食事』です。これはお弁当ではありません。家で食べている方です」 

 

鈴江奈々アナウンサー 

「リモートワークしていれば…」 

 

森アナウンサー 

「その通りです。コロナ禍で増えたリモートワークをする会社員の他、自営業の方で、家で食べるという方が多く、31.1%でした」 

 

森アナウンサー 

「ちょっと意外な感じがしますよね。ただ一昨年は34.9%、去年は31.4%で少しずつ減っています。つまり、家で食べる人が少なくなっています。リモートワークで働く人が減って会社に出てきているようになっているのではないか、ということも分かります」 

 

鈴江アナウンサー 

「家で食べると意外と効率的ですよね。残り物とか…」 

 

桐谷美玲キャスター 

「そうですね。パパッと食べられますよね。私も家で1人で食べる時は晩ごはんの残り物とかを食べちゃいます」 

 

 

日テレNEWS NNN 

 

森アナウンサー 

「皆さんの今日のランチの写真をお借りしました。私はうどん店に行ってきて、ざるの大にかき揚げをつけて730円でした」 

 

河出奈都美アナウンサー 

「会社の社員食堂で、漬け丼(800円)を食べました」 

 

森アナウンサー 

「サンドイッチに野菜ジュースで479円の人は?…」 

 

鈴江アナウンサー 

「私です。隙間時間にはサンドイッチはぴったりです」 

 

森アナウンサー 

「(この3人は)1000円を切るぐらいでした」 

 

日テレNEWS NNN 

 

森アナウンサー 

「皆さんはランチにいくらぐらいかかっているのか、東京・有楽町で聞いてきました」 

 

育休中(20代) 

「夫の職場が渋谷なんですけれども、昼食代は多分1200円から1500円ぐらいしてるので、そこはかなり苦しいなと」 

 

美容関係(20代) 

「銀座のランチだと1000円ちょっとの定食とかが多いですね。高いです」「毎日ランチは行けないですね」 

 

夫婦(20代) 

「(お弁当には)前の日の残り物を入れたり、週末にまとめて作り置きをして、詰めて持ってくだけみたいな感じ。あまり物が多いかな。300円ぐらいでおさまるんじゃないかな」 

 

1人暮らしの大学生(20代) 

「普段はやっぱりカップ麺が多いかなって思います。やっぱりコンビニとかよりはドラッグストアの方が安いと思うので、そういうところでちょっと多く買って学校に置いておいて…」 

 

普段午後から出勤する教育関係(40代) 

「家で食べれば50円とか? 残り物とかだから、そんなにかかってないかな」「むしろ0を目指してるくらい。朝炊いたご飯」 

 

日テレNEWS NNN 

 

桐谷キャスター 

「私が学生の時はワンコインランチがありました。今では1000円だとなかなか、お腹いっぱい食べられる、とはならないのかなという印象はありますね」 

 

森アナウンサー 

「ちょっと前まで1000円なら豪華なランチのイメージがありましたが、今は1000円だと厳しいという方もいるかもしれません」 

 

「街の皆さんに平日のランチの写真を見せてもらいました。20代の美容関係の方は外食で1000円を超えて1100円でした。育休中の20代夫婦は自炊、10代の大学生はテイクアウトで600円~700円でした」 

 

山崎誠アナウンサー 

「皆さんの生活スタイルに合わせて選択肢も増えているなという印象も受けますね」 

 

 

日テレNEWS NNN 

 

森アナウンサー 

「この調査では、全体の平均予算は過去最高額の452円でした。最も安かったのが『自炊または家族等が作った食事・弁当』で平均392円。社食・学食』は519円でした」 

 

鈴江アナウンサー 

「学食を含めてもそれぐらいなんですね」 

 

森アナウンサー 

「コンビニやスーパーなどで購入する『小売店』は597円。おにぎり1個つけると700円くらいになります。1000円を超えるのは『外食店内での食事』で1243円。これは4年連続の増額です。一番高いのは『出前・デリバリー』で1368円。これも4年連続で増額でした」 

 

鈴江アナウンサー 

「運んでもらう料金も込みになるから、ちょっと高くなるんですね」 

 

森アナウンサー 

「最も安い『自炊など』以外は、すべての食べ方で前の年よりも増額していて、物価上昇や値上げが影響しているのではないかという分析です」 

 

河出アナウンサー 

「平日ランチの値段が上がったのは『賃金が上がってぜいたくしよう』ではなく、どちらかというと上げざるを得ないというか、物価が上がってるからということになっちゃうんですかね…」 

 

日テレNEWS NNN 

 

森アナウンサー 

「ということなのかもしれません。年代別の調査結果を見ると、平均予算が一番低かったのは50代女性で344円。一方で一番高かったのは60代男性で565円でした」 

 

鈴江アナウンサー 

「この違いはどう読み取ったらいいか分かりませんが、自分の場合は家にある食材などをうまく使い切ってちょっとでも節約できるようにと工夫しているのが楽しいので、必然的にランチ代を抑えられるのは、女性は料理をする方が多いと思うので、分かる気がします」 

 

森アナウンサー 

「家から持ってきたり、自宅で食べたりすることで抑えられているのかもしれませんね」 

 

日テレNEWS NNN 

 

森アナウンサー 

「アサヒグループ食品が、働く20代~50代の800人に、お昼の休憩時間について去年3月に調査しました。出社した日のランチで最も重視することを聞いたところ、『おいしい』は13.0%、『コスパが良い』が25.8%、一番多かったのは何でしょう?」 

 

鈴江アナウンサー 

「タイパですよね」 

 

森アナウンサー 

「そうです。『時間がかからない』で27.6%でした。パッと食べられるのが重要なんだそうです」 

 

山崎アナウンサー 

「鈴江さんも今日は野菜ジュースとサンドイッチでしたが、お昼は仕事と仕事の合間になったりして、なかなか時間はゆっくり取れないものですからね」 

 

 

日テレNEWS NNN 

 

森アナウンサー 

「規定で会社員なら1時間くらい取れるという方が多いと思いますが、この調査では『十分にお昼の休憩時間は取れていますか』という問いに対し、半数以上の56.3%が『十分に取れていない日がある』と答えていました」 

 

桐谷キャスター 

「私も忙しいとメイク中、合間にお弁当を食べたりという日もありますね」 

 

森アナウンサー 

「本当はゆっくり食べたいですけどね。十分に休息・休憩が取れていない人に、理想の休憩時間を聞くと、平均で63.1分でした」 

 

山崎アナウンサー 

「(休憩時間が)1時間取れるところはありますけどね」 

 

森アナウンサー 

「(1時間を超えた)3分が重要なんですね。ただ現実は平均で44.3分でした。お昼時間に入った時にちょっと仕事がこぼれたりとか、仕事を始めるためにちょっと早めに休憩を切り上げたり、という感じなんですかね。現実は厳しい…」 

 

「さらに、実質的な休憩時間が15分未満しかない、という人が約10%を占めていることも分かりました」 

 

鈴江アナウンサー 

「人のことは言えませんが、時間は作るものだと思うので、上手に休みたいです」 

 

森アナウンサー 

「物価上昇のあおりもあり、ますますお昼ご飯に払うお金は厳しくなるでしょうが、ランチ代が上がる、その分お給料が上がるのが一番幸せなんじゃないかなとも思います。そして、休むことが午後の効率的な仕事につながると思います」 

 

(2024年9月4日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より) 

 

【みんなのギモン】 

 

身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト) 

 

 

 
 

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