政治評論家の田崎史郎氏は、高市早苗氏の自民党総裁選立候補表明の会見について、「話が長い」「裏金問題議員の処分に後ろ向き」として４０点をつけ、伊藤惇夫氏より低い評価をした。

高市氏の政策提言を「いつまでに目標年次がない」「単に羅列」と指摘し、「安倍晋三元総理は省庁再編に消極的であった」と述べた。

高市氏の省庁再編重視には違和感を感じると語り、１００点をつけられたとしても「もちろん」と返答した。

（要約）

　田崎史郎氏 

　政治評論家の田崎史郎氏が１０日、ＴＢＳ「ひるおび」に出演。番組では自民党総裁選に向けた動きを取り上げた。 

【写真】話が長すぎた！？　田崎氏が激低の評価をした高市氏の会見 

　９日に立候補表明した高市早苗氏の会見を、伊藤惇夫氏が「話が長い」「裏金問題議員の処分について後ろ向きだった」として「４５点」としたが、田崎氏は「４０点」。「ひるおび史上、初めて伊藤さんより点数が低い」と語った。 

　田崎氏は高市氏の会見を「いろいろ政策を訴えられているが、いつまでにと目標年次がない。単に羅列」と指摘した。 

　「省庁再編を重視しているが、高市さんが信奉されている安倍晋三元総理は、組織替えには消極的だった」と語った。「安倍さんのお考えは、むしろ省庁再編をやると、役所どうしの取り合い、権限の奪い合いになって、それに時間がかかって、うまくいかないというお考えだった」と説明した。 

　高市氏の省庁再編重視に「若干、違和感を感じまして、さて…ということですね」と述べた。 

　恵俊彰が「１００点満点ですよね」と突っ込むと、「もちろん、もちろん」と返した。