( 210701 )  2024/09/11 14:57:43  
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全国各地の学校でハーフパンツ制服が導入されている。

その理由は熱中症対策であり、生徒からは涼しくて動きやすいと好評。

保護者も子供の制服のニオイが気にならないと賛成している。

制服メーカーによると、ハーフパンツは値段もリーズナブルである。

一方で、中高生の間ではハーフパンツ制服に対する意見が分かれており、機能性だけでなく見た目も重要なポイントとなっている。

(要約)

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全国各地の学校で次々導入されている「ハーフパンツ制服」。“涼しいし動きやすい”という生徒がいる一方で、「なし!」という若者の声も多く聞かれました。彼らが口をそろえて反対したワケは…。 

 

【写真を見る】中学・高校で増加「ハーフパンツ制服」…10代が求める“機能性”と、もう1つの“重要ポイント”【THE TIME,】 

 

■「ハーフパンツ制服」を導入したワケ 

 

新学期がスタートしましたが、まだまだ暑い日が続いています。 

そんなある日の朝8時、THE TIME,取材班が、専修大学熊本玉名高校(熊本・玉名市)に登校する生徒を観察していると… 

 

ディレクター: 

「制服を着ている生徒の中に、ハーフパンツを着て登校している生徒がいます」 

 

体育祭でもないのに、男子も女子も紺のポロシャツに、ベージュのハーフパンツ姿で登校。授業もハーフパンツのまま受けています。 

 

実はこの学校では、2024年度からハーフパンツを制服に導入!スラックスやスカートとあわせて自由に制服を選ぶことができます。 

 

ハーフパンツ制服を導入した理由は、ズバリ熱中症対策。 

 

『専修大学熊本玉名高校』渡邉正隆校長: 

「クーラーは全教室25℃に設定しているけど、生徒の中には『それでも暑い』、逆に女子生徒では『ちょっと寒い』という意見があった。制服にハーフパンツを導入することで、服装でも対応ができるのではと」 

 

生徒の評判も上々! 

 

女子生徒: 

「涼しいですよ。スカートよりも、スラックスよりもハーフパンツの方が動きやすいし」 

男子生徒: 

「通気性も良くて、足のベタつきもすぐになくなって嬉しい」 

女子生徒: 

「自転車こいでいる時にスカートだとめくれちゃうけど、ズボンだとめくれる心配がない」 

 

子どもの制服のニオイが気になっていたという保護者からも大賛成!の声。 

 

母親: 

「異臭…臭い…。とにかく汗かきなので毎日ズボンを洗ってあげたい。ハーフパンツは洗いやすいというのが一番」 

 

■ハーフパンツなら値段もリーズナブル 

 

2~3年前から増えてきたという「ハーフパンツ制服」。制服メーカー大手3社によると、北海道から九州まで全国的にハーフパンツ制服が増加しているといいますが、その理由は熱中症対策だけではないようです。 

 

 

とある学校の制服の値段を見せてもらうと、夏ズボンは1万1000円。一方ハーフパンツは3900円と、かなりリーズナブル!使っている生地の種類を変えることで、この価格差。 

 

明石スクールユニフォームカンパニー 吉野舞さん: 

「こちらがハーフパンツに使用する生地ですが、一目で短いのがわかると思います」 

 

しかも、通常のスラックスは生地を1m40cm使うのに対して、ハーフパンツなら1mで作れちゃうといいます。 

 

■ハーフパンツ制服は「なし!」…10代の“こだわり” 

 

リーズナブルで涼しくて動きやすい。メリットばかりに見えるハーフパンツ制服ですが、現役中高生50人に「あり」か「なし」か、本音を聞いてみると意外な意見も…。 

 

中2男子⇒あり: 

「めっちゃ着てみたい。涼しそう」 

中2女子⇒あり: 

「多様性だから」 

高1女子⇒あり: 

「自分がはきたいものを、はいた方がいいかな」 

 

一方、なし派の生徒たちからは、同じような声が多く聞かれました。 

 

高3女子⇒なし: 

「あんまりかわいくない」 

高2男子⇒なし: 

「着たいとは思わない。長ズボンのほうが見た目がいい」 

高2女子⇒なし: 

「ちょっとダサい」 

 

結果は「あり」⇒24人、「なし」⇒26人。 

中高生にとっては機能性だけでなく、見た目も重要なポイントのようです。 

 

そんな実情を反映して、若者に人気のあるスポーツメーカーの“既製品”を制服に導入した学校もあるんです。 

 

筑紫台高校(福岡・太宰府市)では、アンダーアーマーのハーフパンツとポロシャツを採用。 

 

『筑紫台高校』永峯督之先生: 

「若者たちも『アンダーアーマーなら』という意見があったので、生徒の声で決めたというのが一番」 

 

快適な学校生活とオシャレの両立。メーカーによれば、今後10年間はハーフパンツ制服を導入する学校が増えていくのではとのことです。 

 

■安住アナがニヤリ…「この顔はやってますねぇ」 

 

THE TIME,9月レギュラーの川田裕美さんや宇賀神メグアナは、ハーフパンツ制服「あり派」。スカートでも汗をかくとベタっとするし、雨など天気が悪い日もハーフパンツはよさそうと話した。 

 

 

「ただ、10代は機能性よりもやっぱり見た目を重視するわけでしょ」と安住アナ。その流れで川田さんの高校1年の時の写真を紹介した。 

 

紺のスカートに白いブラウスの制服姿。一緒に映る友人はみんな紐タイをしているのに、川田さんだけは外してポーズ。 

「確かにこの頃オシャレを気にして。制服の紐タイをしていないのも多分気にしたんでしょうね」 

 

すると安住アナは、くりくりの大きな目で微笑む当時の川田さんの写真を指差し、「これはやってますねぇ。この顔はやってますね」とニヤリ。 

 

「何を!何をですか!」と川田さんにつっこまれるも、「やってますねぇ」と謎の発言を続けスタジオを笑わせた。 

 

(THE TIME,2024年9月9日放送より) 

 

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