( 211181 )  2024/09/13 00:26:34  
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気象庁は1か月の予報を発表し、北日本は9月下旬に一時的に寒気が南下し、気温が平年並みか低くなると予想している。

一方、沖縄・奄美は台風や熱帯擾乱の影響で大雨になる日もある。

全国的には気温は平年より高く、西日本や東日本で雨量が多い見込み。

10月中頃には気温が高くなる予想で、運動会など屋外での活動には引き続き熱中症に警戒が必要。

秋雨前線の影響もあり、晴天が続かない可能性がある。

(要約)

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画像:tenki.jp 

 

今日12日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。広い範囲で異例の残暑が続くものの、9月下旬は北日本に一時的に寒気が南下。気温は平年並みか低く、北日本はようやく少し秋の気配。秋雨前線など影響し、西日本、東日本で雨量多く。沖縄・奄美は台風など熱帯擾乱の影響で大雨も。 

 

画像:tenki.jp 

 

今日12日、気象庁はこの先の1か月予報を発表しました。 

9月とは思えない厳しい残暑が続いていますが、この先1か月も日本付近は暖かい空気に覆われやすく、10月中頃にかけて全国的に気温は平年より高いでしょう。 

季節は長らく足踏み状態となっていますが、9月下旬には北日本に一時的に寒気が流れ込む見込みです。このため、北日本は9月下旬の気温が「平年並みか平年より低い」予想となっています。北からようやく秋の空気が少し流れ込み始めそうです。長袖など秋物を少しづつ準備しておきましょう。 

 

沖縄・奄美、西日本と東日本はどの期間をとっても気温が「平年より高い」見込みです。 

今日12日は、沖縄、奄美、九州南部、九州北部、四国、中国地方を対象に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。 

9月18日頃から2週間、気温は平年に比べてかなり高い日が多い見通しです。西日本は来週以降もなかなか暑さがおさまらず、最高気温が35℃に迫るなど、体に堪えるような暑さの日があるでしょう。 

運動会の練習など屋外での活動も増える頃ですが、まだまだ熱中症に十分警戒をしてください。10月に入っても油断せずに、エアコンなどを使用して涼しい環境で過ごし、喉が渇く前に水分補給を行うようにしましょう。 

 

また、夏の空気と秋の空気の境目にできる秋雨前線が停滞しやすくなり、西日本や東日本を中心に影響を受けやすい時期がある見込みです。 

 

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この先1か月は、低気圧や秋雨前線の影響を受けやすくなり、なかなか晴天が続かない見込みです。屋外でのイベントも増える頃ですが、天気予報をこまめに確認し、雨が予想される日には降り方なども確認するようにしてください。 

 

降水量は、東日本の太平洋側と西日本、沖縄・奄美で「平年より多く」、東日本の日本海側では「平年並みか多い」でしょう。 

また、沖縄・奄美は台風など熱帯擾乱の影響で大雨になる日もある見込みです。この3連休は台風13号が、14日~15日に「強い」勢力で沖縄や奄美に近づき、大荒れの天気となる恐れがあります。影響に十分注意し、遅くても明日13日午前中までに大雨や暴風の対策を行ってください。 

 

9月から10月中頃にかけて台風シーズンが続きます。台風が発生している際には台風情報をこまめにご確認ください。 

 

日本気象協会 本社 石榑 亜紀子 

 

 

 
 

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