( 213626 )  2024/09/20 16:30:50  
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車を新しく買い替える際、ガソリン車とハイブリッド車のどちらが得なのか迷うことがあります。

一般的にハイブリッド車の価格は高いですが、燃費がよく、税金の優遇も受けられるため維持費が安くなります。

どの程度乗るかによって、ハイブリッド車の方が得になるタイミングがあることが分かります。

現行のトヨタのヴォクシーでは、6年3ヶ月以上乗るとハイブリッド車の方がトータルコストで得になるという試算結果が示されています。

ハイブリッド車は燃費の良さや静かな走行音などのメリットがあります。

(要約)

( 213628 )  2024/09/20 16:30:50  
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車を「ヴォクシー」に買い替えたいですが、妻から「ハイブリット車のほうがお得じゃない?」と言われています。価格が高いので迷っているのですが、ガソリン車とどちらが得なのでしょうか? 

 

車の買い替えを検討するとき、同じモデルでも「ガソリン車」にするか「ハイブリッド車」にするか迷った経験がある人もいるでしょう。 

 

車の購入金額は、一般的にガソリン車よりハイブリッド車のほうが高い一方で、燃費が良いことでガソリン代がかかりにくく、自動車税や自動車重量税の優遇が受けられるなどで維持費は安くなります。利用するほどトータルのコスト差が縮まっていき、どこかのタイミングでハイブリッド車のほうが安くなるでしょう。 

 

では、どのくらいの期間にわたって乗り続ければ、ハイブリッド車のほうがお得になるのでしょうか。本記事ではトヨタの新型ヴォクシーのガソリン車とハイブリッド車の燃費などを参考に、どのタイミングでハイブリッド車のほうが得になるかを試算してみました。 

 

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トヨタの公式サイトによると、ハイブリッド車のなかで最も安いエントリーモデルであるHYBRID S-G 2WD(7人乗り)の価格は344万円(税込)、ガソリン車のエントリーモデルで同じく7人乗りのS-G 2WD(7人乗り)は309万円(税込)です。 

 

車両本体の価格差は35万円ですが、自動車税や自動車重量税の差が出てきます。ガソリン車では「自動車税環境性能割」で7万5800円、自動車重量税で4万9200円が購入時諸費用としてかかりますが、ハイブリッド車では必要ありません。 

 

税金面まで考慮すると、価格差は22万5000円まで縮みます。 

 

前記したヴォクシーのハイブリッド車の燃費はWLTCモードで「23.0km/L」、ガソリン車の燃費は15.0km/Lでした。 

 

以下の条件で、年間のガソリン代の違いを比較してみましょう。 

 

・年間の走行距離は1万キロメートル 

 

・ガソリン代は1リットル当たり160円 

 

WLTCモードの燃費をそのまま実現して走行したと仮定すると、ハイブリッド車では年間で約7万円、ガソリン車では年間で約10万6000円のガソリン代が発生します。 

 

車両本体と税金で価格差が「22万5000円」ありますが、ハイブリッド車のガソリン代がガソリン車より年間3万6000円分お得になると考えると、約6年3ヶ月を超えて乗り続けるとハイブリッド車のほうが最終的にお得になることが分かります。 

 

 

コストパフォーマンスを気にする人にとって、ハイブリッド車の最大のメリットはやはり「燃費の良さ」と「税制優遇」でしょう。しかし、それ以外にもハイブリッド車のメリットはいくつもあります。 

 

例えば、走行音の静かさ。ハイブリッド車はモーターを回してエンジンに点火するのではなく、バッテリーに蓄えられた電力を始動に使うものがあります。車の走り出しにおいてエンジンは停止したままであり、走行音が非常に静かです。早朝や深夜に帰宅するなど、車の音がトラブルになりそうな人も、ハイブリッド車を選ぶメリットがあります。 

 

現行のヴォクシーの場合、車両本体の価格ではガソリン車のほうがハイブリッド車よりも35万円ほど安いです。ただ、税金とガソリン代の違いでトータルコストはどんどん縮まっていき、今回の試算では6年3ヶ月以上乗るとハイブリッド車のほうがトータルコストで安くなる結果になりました。 

 

ハイブリッド車のほうが静かだといったメリットもあります。購入時にかけられる費用は人によって異なりますが、年間1万キロメートルなど長距離を走行するならハイブリッド車がおすすめです。 

 

出典 

トヨタ自動車 トヨタ ヴォクシー 価格・グレード 

トヨタ自動車 トヨタ 見積もりシミュレーション ヴォクシー 

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 

ファイナンシャルプランナー 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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