( 215386 )  2024/09/25 18:02:59  
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河野デジタル相の人気が凋落し、自民党総裁選で最下位争いをしていることが報じられている。

河野氏は改革を掲げながら現場の声に耳を傾けない姿勢や、保険証の廃止に反対する医療機関に対して理解を示さず、批判を浴びている。

医療現場からは保険証の存続を望む声が上がっており、河野氏の対応に不満が広がっている。

(要約)

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国民人気は凋落(C)日刊ゲンダイ 

 

 自民党総裁選(27日投開票)に出馬している河野デジタル相の凋落が著しい。世論調査で「次期首相にしたい人1位」に輝いたのも今は昔。今回の総裁選では最下位争いを強いられている。 

 

自民総裁選・河野太郎氏の目に余るご都合主義…「総理誕生」での脱派閥とマイナ普及は矛盾だらけ 

 

 ANNの最新の世論調査(21、22日実施)によると、石破元幹事長(31%)、小泉元環境相(20%)、高市経済安保相(15%)の3強に続き、河野氏(5%)は上川外相と並んで4番人気。日本テレビが自民党員・党友を対象に実施した世論調査(20、21日実施)では、最下位の加藤元官房長官(1%)に続き、河野氏(2%)は茂木幹事長と並んでワースト2位。自民支持層からも見放されている惨状だ。 

 

 前回2021年の総裁選では党員票382票のうち169票を集めて決選投票に残ったものの、今回は当時の人気は見る影もない。もはやオワコン化は待ったなしの状態だ。政治生命の危機を招いたのは河野氏の自業自得である。「傷つきながら改革してきた」とカッコつけているが、改革を振りかざして現場の声に耳を貸さない強権ぶりが呆れられている。 

 

 その象徴が、現行の保険証の廃止に伴うマイナ保険証への一本化だ。 

 

■医療現場の声を「百害あって一利なし」 

 

 全国保険医団体連合会が実施したアンケートに医療機関の7割が「現行の保険証を残すべきだ」と回答したことに対し、河野氏は20日の会見で「保険証を残せというアンケートは百害あって一利なし」「これが役に立つとは思えない」などと言いたい放題。案の定、SNS上は〈百害しかないのは河野太郎〉などと大荒れである。 

 

 医療機関が保険証の存続を望むのは、マイナ保険証のトラブル時に資格情報を速やかに確認できるからだ。そんな実態すら理解しようとせず、河野氏は「いつまでも(現行の)保険証に頼っていれば、(新規発行が停止される)12月2日以降、医療機関が困る」とドーカツする始末。困らせている自覚すらないのが恐ろしい。 

 

 そもそも、マイナカードを運転免許と紐づけても免許証との2枚持ちが可能なのに、保険証だけを廃止するのは理屈が通らない。マイナ保険証との併用制にすればいいのに、現場の声に耳を貸すどころか、トラブルに振り回されている医療機関に脅しめいた物言いをする。もうオワコン太郎には引っ込んでもらうしかない。 

 

  ◇  ◇  ◇ 

 

 自民党総裁選の街頭演説会でもマイナカード普及などを進めてきたことへの自画自賛が止まらなかったが、医療機関の窓口でのトラブルにはだんまり?●関連記事『マイナ「文字化けトラブル」続出も…河野太郎は現場の混乱放置、総裁選演説で改革派気取り』では“実態”を詳報している。 

 

 

 
 

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