( 215805 )  2024/09/27 01:29:15  
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大手銀行のうち三菱UFJ銀行などが、10月から変動金利を借りている人向けに金利を引き上げる方針となっていることが分かった。

この金利上昇により多くの家計の負担が増える見通しで、この変動金利は短期プライムレートに連動している。

他の5行は三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友信託銀行、りそな銀行で、返済期間内で支払いを遅らせる激変緩和措置もある。

(要約)

( 215807 )  2024/09/27 01:29:15  
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りそな銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の大手行各社の看板 

 

 三菱UFJ銀行など大手5行が、変動型の住宅ローンを借りている人を対象に、10月から金利を引き上げる方針であることが26日、分かった。新しい金利での返済が始まるのは、おおむね3カ月後となる。日銀が7月31日に決めた政策金利の引き上げを受けた措置で、上げ幅は0.15%程度になる見通しだ。住宅ローンを借りる人の7割程度は変動金利を選んでいるとされ、金利上昇で多くの家計の負担が増す。 

 

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 5行は三菱UFJ銀のほか、三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友信託銀行、りそな銀行。5年間は毎月の返済額を維持し、返済期間内で支払いを遅らせる激変緩和措置もある。 

 

 変動金利は、銀行が優良企業に融資する際の優遇金利「短期プライムレート(短プラ)」に連動する。短プラに一定の金利を上乗せして「基準金利」とし、さらに借りる人の信用力に応じて優遇幅を決めて引き下げ、「適用金利」にすることが多い。 

 

 大手行は日銀の利上げを受け、9月に短プラを0.15%引き上げた。このため、変動金利の引き上げ幅も0.15%程度になる見通しだ。 

 

 

 
 

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