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石破茂氏は、政治家の父を持ち、慶應義塾大学を卒業後に三井銀行で働いていたが、1986年に父親の勧めで自民党公認で衆議院議員に初当選。

若手議員のグループで活動し、選挙制度改革を訴えたことでも知られる。

安全保障や農政分野で論客として活躍し、防衛相や農相を務めた経験もある。

石破氏は安倍晋三元首相とは距離を置き、安倍政権に批判的な姿勢を示していた。

総裁選では敗退を繰り返していたが、今回は38年間の政治生活の総決算として臨み、初めて自民党総裁に選ばれた。

(要約)

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決選投票で自民党総裁に選ばれ、立ち上がって拍手に応える石破茂元幹事長=自民党本部で2024年9月27日午後3時23分、猪飼健史撮影 

 

 5回目の挑戦にして初めて自民党総裁に選ばれた石破茂氏とはどんな人物なのか。 

 

 父は、自治相や鳥取県知事を務めた石破二朗氏。慶応大を卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)に勤めていたが、父の死後に田中角栄元首相の勧めで1986年衆院選に自民党公認で出馬して初当選した。 

 

【写真】石破茂氏の推薦人はどんな人たち? 

 

 リクルート事件後につくられた若手議員のグループで中心的役割を担い、選挙制度改革を訴えた。非自民の細川護熙連立政権が誕生した93年に自民党を離党。新生党や新進党に所属し、97年に自民党へ復党した。安全保障や農政の論客として知られ、防衛相や農相を歴任している。 

 

 歴代最長政権を築いた安倍晋三元首相とは距離があったとされ、安倍政権に批判的な発言を繰り返してきた。各種世論調査では「次の首相にふさわしい人」でトップに顔を出す一方、党内の国会議員の人気は高くなく、総裁選では敗退を繰り返していた。 

 

 今回の総裁選は「38年間の政治生活の総決算。最後の戦いに挑む」との思いで臨んでいた。 

 

 

 
 

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