( 216558 )  2024/09/29 02:14:28  
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広島カープの新井監督は、巨人戦で大敗し、敵将の胴上げを見ることなく深々と一礼し退場した。

新井監督は敗戦を悔しみつつ、残りの試合に全力を注ぐ姿勢を示した。

9月は苦戦が続き、仮相は難しい状況だが、まだ逆転でポストシーズン進出を目指す決意を示している。

(要約)

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試合終了直後、一礼し引き揚げる広島・新井監督  

 

 何とか、意地を見せたかったが…。広島は28日の巨人戦(マツダ)に1―8で大敗。目の前で敵将・阿部監督の胴上げを許す屈辱の一戦となった。 

 

【写真】何とも言えぬ表情で戦況を見守る新井監督 

 

 巨人・菅野、広島・森下との投げ合いとなった試合で、森下のほうが先に力尽きた。1―1の6回。無死一塁から4番・岡本に左中間二塁打を浴び、1点を勝ち越される。球数が100球を超え、疲労の見えてきた右腕は、続く坂本を内野ゴロに仕留めたところで、利き手の指先に異変が生じ降板。2番手・森浦も二死一、三塁から小林に右前適時打を許し、1―3と突き放された。 

 

 試合の主導権を相手に握られた終盤は、防戦一方で中継ぎ陣が5失点。7点差をつけられた9回も、最後の打者・末包が二ゴロに打ち取られ試合終了。新井貴浩監督(47)はリーグVを決めた巨人ナインが、自軍の本拠地マウンドで歓喜する姿をジッと見つめ続けたあと、敵将の胴上げを見ることなく、深々とグラウンドに一礼し、ベンチを後にした。 

 

 球団ワーストタイの月間19敗目、目の前でGの胴上げを許す〝Wの屈辱〟となった。新井監督は「もちろん悔しいですし、この悔しさをもって、残りゲームを戦いたいなと思います」とした。 

 

 9月は首位で船出し6年ぶりVを目指したが、力及ばず、これで今月5勝19敗の大惨敗となった。とはいえ、まだ3位・DeNAとは1・5差。もちろん、残り5試合で最後の力を振り絞り、逆転での、ポスト・シーズン進出を目指さなければならない。 

 

東スポWEB 

 

 

 
 

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