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高市早苗氏は、自民党総裁選挙の決選投票で、石破茂元幹事長を逆転して総裁に選ばれた。

田崎史郎氏は、高市氏がもし総裁になった場合に不安が広がり、特に総選挙での勝利が焦点となったことを指摘。

また、立憲民主党の新代表が次期衆院選で保守層を取り込む意向を表明したことも影響したと説明した。

(要約)

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決選投票前に演説する高市早苗氏(代表撮影)  

 

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が28日、日本テレビ系情報番組「ウェークアップ!」(土曜前8・00)で、自民党総裁選の決選投票で石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安全保障担当相(63)を“大逆転”して第28代総裁に選出された理由を解説した。 

 

【写真】レアショット!世良公則(右)とともにドラムセットに座ってノリノリの高市早苗氏 

 

 1回目の投票は石破氏が154票(国会議員票46票、党員票108票)、高市氏が181票(国会議員票72票、党員票109票)だったが、決選投票は189票の議員票を集めた石破氏が合計215票で同194票の高市氏を逆転した。 

 

 田崎氏は「従来の派閥の足し算でいけば、むしろ高市さんの方が優位に立っていた」とし、「大きな要因の1つは、高市さんになった場合“日本どうなるんだ”“自民党どうなるんだ”“総選挙で勝てるのか”という不安感がこの3~4日広がっていた」と自民党内の空気に言及。 

 

 「やっぱり総選挙で勝てるのかっていうことです。高市さんになった場合、自民党の保守票は固まる。しかし穏健な保守層、無党派層は立憲に取られてしまうんじゃないか、野田代表に取られてしまうんじゃないかという不安もあった。その2つが大きかった」と続け、23日に野田佳彦元首相が立憲民主党の新代表となったことも影響したと語った。 

 

 野田新代表は24日に次期衆院選では「穏健な保守層まで取りに行く」と明言。自民党の多くの議員は、高市氏では穏健保守層の大部分を占める無党派層の支持が離れることを懸念したとみられる。 

 

 

 
 

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