( 217183 )  2024/10/01 00:32:30  
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自民党の石破総裁が早期解散を選んだ理由は、新政権発足の勢いを利用し、支持率が高いうちに短期決戦を狙っているからだ。

選挙後に続投する場合、党役員や新閣僚は代わる可能性があるが、今回の体制は「選挙管理内閣」で、党内では選挙ムードが強まっている。

ただし、内部には葛藤がくすぶっており、人事の配慮に不満があるなど、安定した政権運営が難しい状況もある。

(要約)

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FNNプライムオンライン 

 

自民党本部で取材を続けている、フジテレビ政治部 与党キャップ・木村祐太記者が中継でお伝えします。 

 

ーー石破総裁が早期解散に踏み切った狙いは何か? 

一番の狙いは、新政権発足という勢いに乗り、支持率の高いうちに短期決戦で勝負に出たいということです。石破総裁は当初、10月1日からの臨時国会で予算委員会を開き、論戦を行ってから解散する意向でしたが、ある党幹部は、「菅副総裁と森山幹事長が早期解散を進言し、石破さんが軌道修正した」と話しています。党内には「予算委員会を開けば支持率が下がる」「閣僚のスキャンダルが出たら一発アウトだ」との声が多く上がっていたほか、参議院選挙を重視する公明党が早期解散を求めたという事情もありました。 

 

ーー選挙後、石破政権が続けば党役員・新閣僚は代わらないのか? 

いわば「選挙管理内閣」としての側面も随所に見られる新体制となり、党内も早くも選挙ムード一色となっています。選挙に勝てば、その後も体制は維持されることになりそうですが、安定した政権運営ができるかはまだ見通せていません。理由は、党内にくすぶる「火種」です。例えば、石破総裁と折り合いが悪いとされる麻生氏を最高顧問に起用し、周辺からは「配慮が見える人事だった」と評価する声の一方、「最低限のバランスの取り方だ」とも不満も上がっています。また、当時の安倍元首相に「国賊」と発言したとして処分を受けた村上誠一郎氏を大臣に起用したことに旧安倍派が反発しています。ベテラン議員の1人は「半分を敵に回した」と憤っていますが、石破氏の周辺からは「総裁選を戦ったのだから当たり前の話だ」との声が出ている状況です。 

 

フジテレビ,政治部 

 

 

 
 

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