( 218214 )  2024/10/03 17:06:08  
00

ニューヨーク外国為替市場では、石破首相の発言を受けて、円相場が一時的に1ドル=146円50銭まで下落し、約1か月ぶりの円安・ドル高水準となった。

石破首相の発言や米国の雇用者数の増加により、米景気が堅調であるとの見方から、ドルを買って円を売る動きが強まった。

(要約)

( 218216 )  2024/10/03 17:06:08  
00

 【ニューヨーク=小林泰裕】2日のニューヨーク外国為替市場で、対ドルの円相場は一時、1ドル=146円50銭台に下落した。石破首相の発言を受け、約1か月ぶりの円安・ドル高水準となった。 

 

【チャート】円ドル為替レート、最近の動き 

 

米連邦準備制度理事会=ロイター 

 

 2日夕の東京市場の円相場は、1ドル=144円05~08銭で取引されていたが、1日たらずで2円以上円安が進行した。石破首相が2日、日本銀行の追加利上げについて「そのような環境にあるとは思っていない」と発言したことで、日銀の利上げ観測が後退した。 

 

 一方、2日に発表された米国の雇用者数の増加幅が市場予想を上回った。米景気は堅調に推移しており、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースが想定よりも緩やかになるとの観測が強まった。 

 

 日米の金利差縮小が想定よりも進まないとの見方から、運用面で魅力のあるドルを買って円を売る動きが優勢となった。 

 

 

 
 

IMAGE