( 218374 )  2024/10/04 02:10:23  
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石破茂首相が日銀の追加利上げに慎重な発言をしたため、円安が進み、対ドル円相場は1ドル=147円25銭まで上昇した。

日経平均株価も円安を好感して大幅に反発し、上昇幅は一時1000円を超えた。

首相は日銀総裁との会談後、追加利上げに慎重な姿勢を示し、市場では円売りが進んだ。

米国での雇用関係統計の堅調な発表もあり、円が売られる要因となった。

日経平均は円安の影響を受け前日比743円30銭(1.97%)高い3万8552円06銭で取引を終えた。

(要約)

( 218376 )  2024/10/04 02:10:23  
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石破茂首相と植田和男日銀総裁の会談後の発言 

 

 3日の東京外国為替市場で対ドル円相場は円安に振れ、一時1ドル=147円25銭をつけた。約1カ月半ぶりの水準となる。石破茂首相が日本銀行の追加利上げに慎重な発言をしたことで、円売りドル買いが進んだ。株式市場では円安が好感され、日経平均株価は大幅に反発し、上げ幅は一時1000円を超えた。 

 

 午後5時時点では前日同時刻より2円40銭円安ドル高の1ドル=146円45~46銭だった。 

 

 首相は2日夜、日銀の植田和男総裁と会談後、「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは思っていない」と述べた。首相が日銀の利上げ姿勢に理解があるとみていた市場では、早期の利上げ観測が後退。円売りが進んだ。 

 

 その後、米国で発表された雇用関係の統計が堅調だったことから、米国の利下げ観測がやや後退し、これも円が売られる要因となった。 

 

 日経平均は円安の流れを追い風に、前日比743円30銭(1・97%)高い3万8552円06銭で取引を終えた。輸出関連銘柄を中心に東証プライム市場の約8割の銘柄が上昇した。(東谷晃平) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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