( 219339 )  2024/10/06 17:45:41  
00

ウクライナ空軍が2024年9月25日、「スカイネック」防空システムを使用する様子を公式で公開しました。

このシステムは、ラインメタルが開発した防空システムで、35mmリボルバーカノンを搭載した無人砲塔「Gun Mk3」を含んでいます。

ウクライナ軍にはGun Mk3が供与されており、主にドローンを撃墜するために使用されています。

35mm砲弾は複数の小さい目標の迎撃に適しており、ミサイルよりも経済的とされています。

追跡レーダーと連動して自律システムが追尾と攻撃を自動で行うことができます。

(要約)

( 219341 )  2024/10/06 17:45:41  
00

スカイネック防空システムの35mmリボルバーカノンを搭載した無人砲塔「Gun Mk3」(画像:ラインメタル)。 

 

 ウクライナ空軍は2024年9月25日、「スカイネック」防空システムを運用している様子を公式Xで公開しました。 

 

【動画】うわ、凄まじい発射速度…「スカイネック」のリボルバーカノンが火を噴く瞬間 

 

「スカイネック」は、ドイツのラインメタルが開発した防空システムです。エリコン製の戦術捕捉レーダーやマルチセンサーユニット、35mmリボルバーカノンを搭載した無人砲塔「Gun Mk3」、同じく無人化したエリコン35mmツインガン、対空ミサイルランチャーを組み合わせたもので、半径50km以内に侵入する航空機、ロケット弾、滑空爆弾、ドローン、巡航ミサイルなどの脅威に対応します。 

 

 このシステムのうち、ウクライナ軍には2023年末頃からGun Mk3と捕捉レーダーを組み合わせた短距離・極短距離対応タイプが供与されており、主にドローン撃墜に使用されているようです。 

 

 Gun Mk3から発射される35mm砲弾は、複数の小さい目標の迎撃に適しており、ドローンを迎撃する場合はミサイルを使用するよりも経済的といわれています。さらに、追跡レーダーと連動することで、ターゲット指定をシンプルかつ高速に行い、自律システムが追尾と攻撃を人の手を介さずに自動で行います。 

 

 なお、ウクライナ空軍が公式Xに公開した動画では、機関砲が射撃を行い、ドローンが撃墜されるまでの様子が収められています。 

 

 

 

 

 

※一部修正しました(10月6日13時25分)。 

 

乗りものニュース編集部 

 

 

 
 

IMAGE