( 220829 )  2024/10/10 17:32:30  
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地元の友人は通勤用と趣味用の車を持っており、維持費がいくらかかっているか気になっています。

一般的に、車を所有するとガソリン代、車検費用、駐車場代、税金、保険料、有料道路使用料などの維持費がかかります。

日本の自動車市場動向調査によると、車の維持にかかる平均費用は月1万2100円で、独身や子育て中の時期ほど費用が高くなります。

所有する車の数が2台の場合、通勤用と趣味用で維持費は平均的に1.5〜1.8倍程度かかると考えられます。

カスタムを好む車好きの場合、追加支出がかさむ可能性もあります。

(要約)

( 220831 )  2024/10/10 17:32:30  
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地元の友人は車好きで「通勤用」と「趣味用」で2台持っています。駐車場代はかからないようですが、マイカーにいくら費やしているのでしょうか? 

 

通常、車を所有すると、ガソリン代や車検費用、駐車場代、税金、保険料、有料道路使用料などの維持費がかかります。また、頻繁に車を使用する方やカスタムを好む方は、維持費が高くなることもあります。 

 

本記事では、車の維持費の平均や内訳について詳しく解説します。マイカーの維持費が気になる方は、ぜひ参考にしてください。 

 

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一般社団法人 自動車検査登録情報協会の「自家用乗用車の世帯普及台数」によれば、1世帯あたりの保有台数は1.016台です。全世帯の総保有台数は6176万2498台、世帯数は6077万9141世帯となります。都道府県別の保有台数の上位と下位は、図表1のとおりです。 

 

【図表1】 

 

図表1 

 

※一般社団法人 自動車検査登録情報協会「自家用乗用車の世帯普及台数」をもとに筆者が作成 

 

1世帯あたりの保有台数は地方で高く、都市部では低い傾向が見られます。これは、家賃や駐車場代などの要因が大きく影響していると考えられます。 

 

一般社団法人 日本自動車工業会の「2023年度 乗用車市場動向調査」によると、車の維持にかかる費用の平均額は、月1万2100円です。この維持費には、ガソリン代、修理費、駐車場代、有料道路の通行料が含まれています。図表2は、ライフステージ別の維持費の平均額です。 

 

【図表2】 

 

図表2 

 

※一般社団法人 日本自動車工業会「2023年度 乗用車市場動向調査」をもとに筆者が作成 

 

ライフステージによって維持費は大きく変動します。独身や子育て中は維持費が高くなる傾向がありますが、子どもが学校を卒業する頃や世帯主が高齢になると、維持費は低くなる傾向が見られます。 

 

■ローン返済、税金、保険料もかかる 

車の維持には、ガソリン代、修理費、駐車場代、有料道路の通行料に加え、車両代、ローン返済、税金、保険料なども必要です。 

 

例えば、一般社団法人 日本自動車工業会の「2023年度 乗用車市場動向調査」によると、新車の平均購入価格は264万円です。購入方法は現金一括が約6割、残りの4割はカーローンや残価設定ローンなどを利用しています。 

 

また、税金は自動車税と自動車重量税がかかります。 

 

・自動車税:毎年4月1日時点の所有者に課される税金 

・自動車重量税:登録時や車検時に支払う税金 

 

自動車税は総排気量によって決まり、2万5000~11万円の範囲です(新車登録時期が2019年10月1日以降の自家乗用車の場合)。 

 

自動車重量税は車両重量で金額が決まり、エコカー(本則税率)の場合は5000~3万円、エコカー外の場合は経過年数に応じて8200~7万5600円です(乗用車の場合)。 

 

保険料には、加入が義務付けられている自賠責保険と任意保険があり、車種や等級、補償内容などによって金額が異なります。 

 

 

マイカーを所有すると、車両代やローン返済、ガソリン代、税金、保険料、駐車場代、修理費などの維持費が必要です。 

 

通勤用と趣味用の2台持ちの場合の維持費は、1台持ちに比べて2倍程度かかります。ただし、ガソリン代や有料道路の交通費は、2台同時に走らせることがない限り2倍にはなりません。そのことを考えると通勤用と趣味用の2台持ちの維持費は、平均額の1.5~1.8倍程度であると考えられるでしょう。 

 

また、車好きの方はカスタム費用が高くつくことが多いので、より出費がかさむ可能性が高いです。ただし、個々の好みや支出の優先順位は異なるため、車好きの方にとってはそれほど大きな負担には感じないでしょう。 

 

出典 

一般社団法人 自動車検査登録情報協会 自家用乗用車の世帯普及台数 

一般社団法人 日本自動車工業会 2023年度 乗用車市場動向調査について 

国土交通省 自動車重量税額について 

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 

ファイナンシャルプランナー 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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