( 221149 )  2024/10/11 15:23:21  
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東京都八王子市の東海大八王子病院で、50代女性患者が大腸ではなく胃に人工肛門を誤って造設された手術を受け、精神的な苦痛を受けたことから、家族が東海大に660万円の損害賠償を求めて提訴。

女性は再手術で正しい場所に人工肛門を設置されたが、再手術までの約10日間で栄養補給がされず、体力を奪われた。

女性は下行結腸がんで亡くなったが、その死と手術の間には直接の関係はないとされている。

家族は再発防止のために公表を求めている。

(要約)

( 221151 )  2024/10/11 15:23:21  
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人工肛門手術の医療ミスのイメージ 

 

 2022年に東京都八王子市の東海大八王子病院で受けた手術で、誤って人工肛門を大腸ではなく胃に造設されて精神的な苦痛を受けたとして、50代女性患者の家族が病院を経営する東海大(東京都渋谷区)に計660万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことが11日、関係者への取材で分かった。 

 

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 訴状によると、女性は22年7月、下行結腸がんを罹患し、大腸に人工肛門を造設する手術をすることになった。翌8月3日に手術を受けたが、同月13日の造影検査で胃に造設していたことが判明。その日のうちに再手術し、改めて大腸に人工肛門を設置した。 

 

 最初の手術で別の医師が立ち会っていたにもかかわらず、十分な確認をしないまま手術をして医療ミスを引き起こしたと指摘。再手術までの約10日間、栄養補給がされず、女性の体力を極度に奪う結果となったとしている。再手術で快方に向かったが、下行結腸がんで今年1月に亡くなった。今回の手術とは直接関係はないという。 

 

 女性の夫は「しっかり公表し、再発防止に向けて取り組んでほしい」と述べた。 

 

 

 
 

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