( 221646 ) 2024/10/12 17:42:25 0 00 斉藤慎二(ジャングルポケット)※画像は斉藤慎二の公式X『@chsaito』より
10月7日、お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二(41)が警視庁に不同意性交と不同意わいせつの疑いで書類送検され、同日午後、所属していた吉本興業から契約解除された。
■【画像】「ロケバスで性的暴行の疑い」ジャンポケ斉藤、“助手席乗車姿”が生々しすぎる■
今回の斉藤のように、これまで不祥事を起こしたものの、何とか“返り咲いた”芸人は少なくない。しかし、「斉藤さんの復帰は極めて厳しいと思う」「不可能でしょう」と多くのテレビマンが口をそろえているという。
斉藤の容疑は今年7月、東京都新宿区内に停まっていたロケバス内でタレントの女性に性的暴行を加えた疑い。当時、車内には斉藤と被害女性の2人しかおらず、女性からの相談を受けた警視庁が本人から事情を聞くなどして捜査を進めていた。
調べに対して斉藤は「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」などと供述。一方の被害者の女性は「許すことは絶対にできません」と話しているという。
10月8日にはジャンポケの相方の太田博久(40)とおたけ(41)が声明を発表。
太田は《17年間、皆様に笑いを届ける為3人で頑張ってきましたが、このような形で応援してくださる皆様を裏切る事になってしまった事が本当に悔しく、やりきれない思いでいっぱいです》と、おたけは《なんでこんな事になってしまったのか、強い苛立ちと悲しみが込み上げています》と斉藤への怒りや悔しさをにじませた。
第一報を受け同日、斉藤の妻でタレントの瀬戸サオリ(36)は、一部事実と違う報道があったと指摘し、《一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした》と双方の同意があったともインスタグラムに綴り、大きな話題になった。
10月9日には被害女性が弁護士を通じて声明を発表。
《今年の7月に斉藤氏から性被害に遭いました。そのことで心身ともに深く傷つきました。その傷は今も癒えていません》とし、ネット上でのいわれのない中傷や本人を特定するような動きがあると指摘。
そのうえで《斉藤氏の家族から私に『行為があった』と、まるで私に非があるかのような事実と異なるコメントが出されたことが、それに拍車をかけています》と綴った。
芸能プロ関係者は話す。
「斉藤さんと妻の瀬戸さんは“不同意”ではなく同意があったと主張しているようですが、新たに出た声明を読む限り被害女性が負った傷はあまりにも深い。それに行為がなされたのはロケバス内ですからね。いわば仕事中、職場でそんな不埒な行為に及んだわけです。これに憤り、そして呆れを覚える芸人仲間やテレビマンも少なくありません。
斉藤さんと同じように不貞行為をやらかしてしまった芸人といえば、アンジャッシュの渡部建さん(52)が真っ先に思い浮かびますよね。彼も多目的トイレというあまりにも非常識な場所で不倫行為に及んでいた。
ただ、復活できるかどうかというところにおいては、斉藤さんと渡部さんは“違う”と多くのテレビマンは考えているようです。不貞行為自体は非常にマズいことで、両者ともそれを行なっていた場所も最低。被ることが多いですが、警察沙汰になっている、なっていないということ以外にも両者の間には大きな違いがあると。2人には、あまりにも大きな“腕の差”があると考えられていますね」
2020年6月、渡部は複数の女性との“多目的トイレ不倫”が報じられ、芸能活動を自粛。同年12月に謝罪会見を行ない、2022年2月にコンビの冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)でテレビに復帰を果たした。
地上波番組出演へのハードルはいまだに高いが、千鳥MCの『チャンスの時間』、『有田哲平の引退TV』、『ABEMA的ニュースショー』(すべてABEMA)といった配信系の番組に立て続けに出演。『チャンスの時間』などは“常連”と化している。
千鳥メインのNetflixのオリジナルコンテンツ『トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~』、有吉弘行(50)がメインのNetflixコメディシリーズ『名アシスト有吉』でも活躍し、4月12日からは4年ぶりの単独MC番組『WATA BET~それ、オレのだからね?』(DMM TV)も配信されている。
「不倫が報じられる前から渡部さんのトークスキルや食レポは芸能界でもトップクラスでしたよね。ただ、“人間性が大嫌い”というテレビマンは多かったんです。多目的不倫が報じられた際、彼のテングな一面も多数出ましたよね。
ところが、不倫騒動から復帰して以降は本当に人が変わって、スタッフへの当たりも柔らかく紳士的なものになったんです」(前同)
9月7日放送のラジオ番組『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』(ニッポン放送)で、サンドウィッチマンの伊達みきお(50)から若手時代の態度を指摘された渡部は「あの渡部は殺しました、俺が。いなくなりました、この世から。あの生意気な」と即答し、笑いを誘っていた。
「以前はイジられることを嫌った渡部さんですが、今ではすっかりイジられることを受け入れ、自ら自虐ネタを言うようにもなった。結果、配信番組やYouTubeでは無双状態。
昨年立ち上がったYouTubeチャンネル『アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組』は業界内でも特に評価が高いですね」(同)
YouTubeの『アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組』は、渡部が地上波のグルメ番組出演を目指してアポなしで飲食店を探して食レポするという内容。
「チャンネル登録者数は36万人超なのですが、各動画が登録者数と同じくらい回っているんです。チャンネルのリアルなファンが、積極的に動画を見ているということですよね。
そして、同動画の中心は食レポ。かつて渡部さんがテレビでやっていたことですが、店の人とのコミュニケーションや味の説明が抜群に上手いんです。食の知識も豊富で、見ていて食レポの凄さに感心しますよ。あとはスポンサー次第でしょうが、地上波の番組に普通に出演する日も近いのではないでしょうか。
一方の斉藤さんは腕がないとは言いませんが、渡部さんとはレベルが違うと。渡部さんは1人で進行、トーク、食レポなど一連の仕事をこなすことができますが、斉藤さんは周囲にツッコまれてなんぼ、といった芸風ですからね。人当たりはとても良い人なんですが……。
それに相方の太田さんとおたけさんの声明を読む限り、2人は今はもう斉藤さんのことを諦めているような感じも伝わってきます。昨年8月と9月にも不倫を報じられましたし、女性トラブルと同時に報じられた借金のことも知っていたはず。斉藤さんの素の人となりを見てきたからこそ、今回の一件にはさすがに呆れて果てているのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)
10月10日の『週刊文春』(文藝春秋)では、斉藤が、大谷翔平選手(30)の元通訳・水原一平被告(39)と同じように重度のギャンブル依存症で、方々に借金を抱え、吉本興業の上層部が問題視していたと報じている。
「吉本が契約を解除したのはロケバスでの行為に加え、悪質な借金癖が問題視されたからだとも記事では伝えられていますね。
そして、斉藤さんが“戻ってこれない”と言われているのは、渡部さんほどの腕がないことに加え、相方2人が諦めているというのが大きいでしょう。
TKOの木下隆行さん(52)と木本武宏(53)は、後輩への暴行疑惑と投資トラブルが大きく報じられ、結果的に両者とも所属していたプロダクションを退所することになりましたが、それぞれ相方を見限ることはありませんでしたからね」(前同)
2019年、同じ事務所の後輩だったオジンオズボーン・篠宮暁(41)の顔面に、木下が中身の入ったペットボトルを投げつけてケガをさせた“ペットボトル事件”。当時、週刊誌を中心に大きく報じられ、木下は20年3月に事務所を退所した。
一方の木本は22年7月21日に巨額の投資トラブルを抱えていることが報じられ、2日後の同23日に事務所との契約が解除されている。
「昨年1月、木本さんが謝罪会見を行なった際には木下さんも同席。公の場では3年ぶりに2人がそろうことになったわけですが、トラブルがあって以降もコンビを解散することはなかった。
それどころか、今年1月からは47都道府県を回るライブツアーを開催したほか、たまにコンビでテレビに出演することもある。両者は渡部さんと同じようにイジられ役に回ってペットボトルや投資のネタを振られることもありますよね」(前出の芸能プロ関係者)
19年6月、芸人の闇営業問題の渦中の人となったロンドンブーツ1号2号の田村亮(52)も、相方・田村淳(50)がしっかりとフォローに回ったことで一命を取り留めたと言えるだろう。
「闇営業問題が報じられ、亮さんは謹慎に。その間、淳さんと密に連絡を取っていたといいますが、19年12月に淳さんを代表取締役とした『株式会社LONDONBOOTS』を共同設立し、20年1月に同社所属タレントとして吉本と専属エージェント契約を結ぶ形で芸能活動を再開したんです。
雨上がり決死隊の宮迫博之さん(54)がなかなか地上波に復帰できないなか、亮さんは20年4月に『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で地上波に復帰。今では当たり前のようにテレビで活躍しています。
渡部さんにも、相方の児嶋一哉さん(52)のフォローがあった。ただ、斉藤さんの場合はそうではないと。相次いだ不倫スキャンダル、しかも今回は仕事場のロケバス内。さらに、借金の問題もあり、太田さんもおたけさんも非常に苦しいところでしょうが、手を差し伸べたくても、もはや差し伸べることができないというのがリアルなところではないでしょうか」(前同)
多くのディレクターが今、あらためて高く評価している渡部ほどの腕がないこと、相方のフォローがないこと――この2つの理由で、斉藤の復活はないと多くのテレビマンが見ているというが、今回の件が完全に収束した後、斉藤は芸能界の最前線に戻って来れるだろうか――。
ピンズバNEWS編集部
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