( 221754 )  2024/10/13 01:44:17  
00

日本被団協の田中熙巳さんは、ノーベル平和賞を受賞して記者会見を行い、石破茂首相との電話会話を報告した。

首相は原爆被害の写真を見せられた際の恐怖を語り、核兵器廃絶の必要性を確信している一方で、現実的な手段も必要だと語った。

米国の核兵器共有については強い怒りを示し、首相と議論して説得したいと述べた。

(要約)

( 221756 )  2024/10/13 01:44:17  
00

ノーベル平和賞に選ばれ、記者会見する日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳さん=東京都千代田区で2024年10月12日午後4時51分、和田大典撮影 

 

 ノーベル平和賞に選ばれた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が12日に東京都内で開いた記者会見で、代表委員の田中熙巳(てるみ)さん(92)は石破茂首相と12日に電話で会話した内容を報告した。 

 

【写真】ノーベル平和賞決定から一夜が明けた広島・平和記念公園 

 

 田中さんによると、首相は冒頭「小学校6年の時に原爆の被害の写真を見せられた。怖くて夜も眠れないくらいだった。広島の資料館にも行き、核兵器は絶対になくさなくちゃいけないと私は確信した」と説明。一方で、「今の国際情勢を考えると、現実的な手段を取っていかざるを得ない」とも語っていた。そして、首相から「ぜひお会いしてゆっくり話したい」と申し出があったので、応じたという。 

 

 首相が言及している米国の核兵器を共同運用する「核共有」について、田中さんは「私は怒り心頭。核の恐ろしさを知っているなら本当に考えなさいと言いたい。会って徹底的に議論してあなたは間違っていると説得したい」と語気を強めた。【春増翔太、椋田佳代】 

 

 

 
 

IMAGE