北朝鮮は、韓国とつながる道路の一部を爆破するなど敵対的な行動を取っており、軍事境界線付近では緊張が高まっている。

金正恩総書記は、南北連結道路を遮断し要塞化する工事を進める方針を示しており、北朝鮮は韓国への敵対姿勢を強めている。

韓国軍は監視と警戒態勢を強化している。

（要約）

日テレNEWS NNN 

韓国軍によりますと、北朝鮮は15日、軍事境界線付近の韓国とつながる道路の爆破に踏み切りました。 

【画像】軍事境界線付近　北朝鮮が射撃準備態勢を指示 

韓国軍によりますと、北朝鮮は15日正午ごろ、軍事境界線の北側に位置し、韓国とつながる「南北連結道路」の一部を爆破したということです。韓国軍は引き続き、「監視と警戒態勢を強化している」と強調しました。 

この道路をめぐっては、北朝鮮の金正恩総書記が今年1月、韓国を「最も敵対する国家」と指摘して以降、街灯を撤去するなど、遮断に向けた作業が本格化していました。 

また、今月9日には、「この道路を完全に遮断し、要塞化する工事を始める」としていて、一帯を軍事拠点化する準備を進める可能性もあります。 

北朝鮮は、韓国から無人機が飛来したとして境界線付近の部隊に射撃準備を命じたとも発表するなど、韓国の尹政権への敵対姿勢を強めています。