( 225954 )  2024/10/25 00:04:04  
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24日、石破茂自民党総裁は広島市での演説で、赤旗の報道に関連して反論し、2千万円の支給は非公認候補ではなく政党支部に対して行われたと説明した。

また、党は赤旗の報道を否定し、資金は政党交付金を原資に支給されたものであり、選挙活動には使用できないとした。

一方、立憲民主党の野田佳彦代表は、自民党の公認支部に支給される500万円と1500万円に疑問を呈し、「裏公認料だ」と批判した。

(要約)

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応援演説する石破茂首相=24日午後、大阪府茨木市(泰道光司撮影) 

 

石破茂首相(自民党総裁)は24日、広島市での街頭演説で、派閥パーティー収入不記載事件を巡り、自民が衆院選で非公認とした候補が代表を務める政党支部に対し2千万円を支給したとする共産党機関紙「しんぶん赤旗」の報道について「政党支部に出しているのであって、非公認候補に出しているのではない」と反論した。 

 

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また、首相は支給した2千万円の使途に関し「選挙に使うことはまったくない。このような時期に(赤旗の)報道が出ることは誠に憤りを覚える」と語気を強めた。岡山市で開かれた演説会でも「屈することなく自民の信頼を取り戻す」と強調した。 

 

自民も赤旗の報道を否定する文書を党内向けに送付。「(報道は)事実を曲解し、極めて精緻に誤解を誘導するものだ」「これまでに指摘されている『政治とカネ』の問題とはまったく異なり、何ら法律的、倫理的にも後ろ指を指されるものではない」などと強調した。 

 

2千万円は政党交付金を原資に、党の政策のPRなど党勢拡大のために支給されたものだと説明。非公認となった無所属候補が衆院選に出馬した場合は、この資金を自身の選挙活動に使うことはできないとした。 

 

一方、立憲民主党の野田佳彦代表は横浜市での演説で、自民は公認候補の支部に「公認料」500万円と「活動費」1500万円を支給していると指摘。「なぜ(非公認の支部も)同額2千万円で、500万円上乗せなのか。どう見ても裏公認料だ」と語った。首相の反論を踏まえ「憤っているのは国民だ。税金を公認しない人につぎ込むなど論外だ」と批判した。 

 

 

 
 

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