( 226159 )  2024/10/25 15:01:40  
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2023年5月から24年4月までの新型コロナウイルス感染による死者数は3万2576人で、高齢者が大部分を占めていることが厚生労働省の統計で分かった。

政府は重症化リスクの低下を理由に感染症の位置付けを引き下げ、日常生活の制約はほぼなくなったが、依然として多くの人が脅威にさらされている。

感染者は冬に増える傾向があり、感染を減らすためには個々が対策を考える必要があるという意見もある。

感染者の多くは高齢者で、新型コロナウイルスが感染力を持ちながらも病原性が低下せず、基礎疾患のある高齢者が亡くなっているとみられている。

(要約)

( 226161 )  2024/10/25 15:01:40  
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新型コロナウイルス・オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供) 

 

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった2023年5月~24年4月の1年間で、死者数が計3万2576人に上ったことが24日、厚生労働省の人口動態統計で分かった。季節性インフルエンザの約15倍と格段に多く、大部分を高齢者が占める。政府は重症化リスクの低下を理由に新型コロナの類型を引き下げ、日常生活の制約はほぼなくなったが、今も多くの人が脅威にさらされている。 

 

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 例年冬にかけて感染者が増える傾向にある。東北大の押谷仁教授(感染症疫学)は「高齢化社会の日本で被害を減らすために何ができるのかを一人一人が考えないといけない」と訴えている。 

 

 人口動態統計のうち、確定数(23年5~12月)と、確定前の概数(24年1~4月)に計上された新型コロナの死者数を集計。その結果、3万2576人となり、65歳以上が約97%だった。同時期のインフルエンザの死者数は2244人。新型コロナは、ウイルスが次々と変異して高い感染力を持つ上、病原性はあまり低下せず、基礎疾患のある高齢者が感染して亡くなっているとみられる。 

 

 

 
 

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