( 227549 )  2024/10/29 00:21:37  
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28日、自民党の小泉進次郎氏が選対委員長を辞任。

停滞する与党支持率に危機感を抱き、党執行部から責任を取る必要があると考えたため。

首相や幹事長の説得を振り切り、辞任を決断。

辞任を巡り、小泉氏の責任取り辞任、幹事長や首相の辞任が取り沙汰されたが、最終的に小泉氏が辞任。

(要約)

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自民党本部に入る小泉進次郎選対委員長=28日午前、東京・永田町(鴨志田拓海撮影) 

 

自民党の小泉進次郎氏が28日、選対委員長を辞任したのは、党執行部の誰かが与党過半数割れの責任を取らなければ、石破茂政権が批判に耐え切れず、退陣は避けられないとの危機感を抱いたからだ。小泉氏は首相と森山裕幹事長に慰留されたが、振り切った。 

 

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衆院選の大勢が判明した28日未明、小泉氏は党本部の一室で、首相と森山氏と向き合った。大敗を受け辞任する考えを伝えた小泉氏に対し、首相と森山氏は翻意を促した。だが、小泉氏の意思は固かった。 

 

「それでも私が辞めなければ政権が持ちませんよ」 

 

党内では与党の過半数割れを受け、小泉氏の辞任▽森山、小泉両氏の辞任▽首相退陣―の3つの引責案が取り沙汰された。小泉氏は27日夜のテレビ番組で「いかなる形であろうと私が責任をとる」と語った。 

 

首相らは執行部の枠組み維持を説いたが、小泉氏は自身が責任を取ることで、政権への打撃を最小限に抑えられると主張。首相らは最終的に慰留を断念し、辞表を受理した。小泉氏は28日、記者団に「選対委員長が責任を取るのは最低限必要なことだ」と辞任の理由を説明した。 

 

ただ、首相や執行部への批判はやんでいない。与党過半数割れは平成21年以来で、党幹部の一人は「1人が腹を切って済む話ではない」と漏らす。小泉氏に近い中堅議員は「(首相らへの)恨みはみんな持っている。『石破おろし』が始まるだろう」と語った。(竹之内秀介) 

 

 

 
 

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