( 227814 )  2024/10/29 16:48:20  
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米国のマクドナルドのチェーン店で発生した大腸菌の集団感染が報じられ、これに関連して同社の売上高が減少している。

感染が起きた商品はクォーターパウンダーハンバーガーで、生のスライスオニオンが菌の媒介役だった疑いがある。

一時的にチェーン店の2割ほどでクォーターパウンダーの販売が中止されたが、牛肉パティが感染源ではないことが判明し、タマネギを抜いて再開する予定となっている。

マクドナルドは安全対策や謝罪を行い、客足の減少が報告されている。

特にクォーターパウンダー販売が中止された州では売上が大きく落ち込んでいる。

(要約)

( 227816 )  2024/10/29 16:48:20  
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Bloomberg 

 

(ブルームバーグ): 米マクドナルドのチェーン店で販売されたハンバーガー「クォーターパウンダー」に関連した腸管出血性大腸菌の集団感染のニュースを受け、同社の売上高が落ち込んでいる。 

 

米国内のクレジットカードおよびデビットカードの取引データを追跡するブルームバーグ・セカンド・メジャーが集計した10月25日までのデータによると、22日に集団食中毒が公表された後の数日間で、取引高は前年比で最大6%減少した。 

 

今回の集団感染は、5ドル(約766円)のセットメニューや期間限定の「チキン・ビッグマック」を前面に押し出したマーケティングキャンペーンで客足の落ち込みを食い止めようとしていたマクドナルドに打撃を与えた。セカンド・メジャーのデータによると、集団感染が公表される前の数週間は、マクドナルドの取引は増加していた。 

 

マクドナルドは菌の媒介役がクォーターパウンダーに入っていた生のスライスオニオンだった疑いがあるとしており、米国内の店舗1万3000店余りの2割ほど同商品の販売を中止した。その後27日に、感染源が牛肉パティではないことが判明したため、今週中にタマネギ抜きで販売を再開する予定だと発表した。 

 

マクドナルドは同社の店舗で食事をしても安全だと顧客を安心させようしており、27日には米国部門のジョー・アーリンガー社長が顧客に謝罪した。 

 

客足は全米で減少したが、ゴードン・ハスケットによるPlacer.aiの携帯電話移動データ分析では、クオーターパウンダー販売が中止になった州ではさらに大きな落ち込みが報告された。感染者が最多だったコロラド州では、10月25日に前年比で33%減少した。 

 

原題:McDonald’s Sales Slump After E. Coli Outbreak Spooks Diners (1)(抜粋) 

 

(c)2024 Bloomberg L.P. 

 

Daniela Sirtori 

 

 

 
 

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