( 229099 )  2024/11/01 23:53:16  
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12月2日まで残り1カ月となった公的医療保険の健康保険証が廃止されるが、マイナ保険証が後継として利用される。

マイナ保険証を使用するためには、マイナカードの取得と利用登録が必要であり、医療機関で顔認証付きカードリーダーにかざして情報を読み取ることが必要となる。

政府は、マイナ保険証の利便性を強調しているが、利用率は低く、9月時点で13.87%にとどまっている。

保険証代わりの「資格確認書」を送付するなど、代替手段も提供されている。

現行保険証は2025年12月1日まで使えるため、猶予期間が存在している。

(要約)

( 229101 )  2024/11/01 23:53:16  
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医療機関の受診時に利用できるカード類 

 

 公的医療保険で受診時に使う現行の健康保険証が廃止(新規発行停止)される12月2日まで残り1カ月となった。マイナンバーカードに保険証機能を持たせたマイナ保険証が後継となるが、利用率は低迷が続く。政府は、発行済みの保険証が最長1年使えるほか、保険証代わりの「資格確認書」を送るなど代替手段があることを強調。福岡資麿厚生労働相は1日の記者会見で「国民の不安解消に向け丁寧な対策を行う」と述べた。 

 

【写真】保険証廃止 残り1カ月 厚労相、保険証代わりとなる「資格確認書」を送る対応を強調 

 

 マイナ保険証を使うには、まずマイナカードを取得し利用登録する必要がある。医療機関で顔認証付きカードリーダーなどにかざし、保険加入情報を読み取る。政府は「本人の同意があれば診療履歴も閲覧でき、適切な治療につながる」と訴える。 

 

 ただ利用率は9月時点で13.87%。マイナンバーを巡る情報のひも付け誤りで高まった不信感が要因とみられる。 

 

 現行保険証が使えなくなるまでには猶予期間があり、有効期限内なら2025年12月1日まで使える。会社員が入る健康保険組合は無期限が多く、同日まで有効だ。 

 

 

 
 

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