( 231759 )  2024/11/09 15:08:24  
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厚生労働省が、パートタイマーなどの短時間労働者が厚生年金に加入する際の収入要件である「106万の壁」を撤廃する方向で調整に入ったことが報じられた。

現在の要件は週20時間以上勤務し、月収が8万8000円以上、かつ51人以上の企業で働くことだが、これらの中で企業規模と年収の要件について見直す方針。

最低賃金の上昇により、年収が106万円を上回る人が増加しており、実態に即して要件を見直し、週20時間以上のみを要件にする。

賃金の要件を撤廃すると毎月の保険料は増えるが、将来の年金受給額を増やすため、将来の保障を強化する狙いがある。

厚労省は今後、議論を進め、年内にまとめ、来年の通常国会に法案を提出したい考え。

(要約)

( 231761 )  2024/11/09 15:08:24  
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日テレNEWS NNN 

 

厚生労働省は、いわゆる「106万の壁」といわれるパートの人などが厚生年金に加入する収入要件を撤廃する方向で調整に入りました。 

 

現在、学生以外のパートやアルバイトの人など短時間労働者が厚生年金に加入するには週20時間以上、従業員数が51人以上の企業で働き、賃金が月8万8000円以上、つまり年収およそ106万円以上であることが要件となっています。 

 

厚労省は、このうち企業規模と年収の要件について撤廃する方向で調整に入ったことがわかりました。 

 

近年、最低賃金が引き上がっていることで、週20時間ほど働くと年収が106万円を上回る人が増えているため、実態に即し、年収の要件を撤廃し、週20時間以上という要件のみを維持する方針です。 

 

賃金の要件を撤廃した場合、毎月の保険料の負担が増え、手取りは減るものの、受け取れる年金は増えるため、将来の保障を手厚くする狙いがあります。 

 

厚労省は今後、審議会などで議論し年内にとりまとめ、来年の通常国会に法案を提出したい考えです。 

 

 

 
 

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