( 232074 )  2024/11/10 14:34:05  
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岸博幸氏は、厚生労働省が扶養されるパートや短時間労働者の厚生年金加入条件を撤廃し、週の労働時間が20時間以上あれば加入できる方向に動いていることを批判し、「106万円の壁」撤廃は違う話だと指摘した。

彼はさらに、「106万円以下の人も20時間以上働いたら年金保険料を支払うことになり、収入を増やす効果が消える」と述べ、国民民主党の主張にも疑問を呈した。

(要約)

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 岸博幸氏 

 

 元内閣官房参与で慶大大学院教授の岸博幸氏が10日、TBS「サンデー・ジャポン」に出演。「106万円の壁」撤廃の流れが浮上したことを、「厚生労働省の悪乗り」と批判した。 

 

【写真】岸博幸氏はXで国民民主の主張に苦言 

 

 会社員に扶養されるパートら短時間労働者が厚生年金に加入する要件の「年収106万円以上」「勤務先の従業員数を51人以上」を撤廃し、週の労働時間が20時間以上あれば、年収を問わず加入する方向と伝えられている。 

 

 岸氏は「この問題、マジで怒ったほうがいい」と語った。国民民主党が改正を訴えている「103万円の壁」は、「壁を越えても大丈夫です、収入増えるようにします」との内容だが「これに悪乗りした厚労省が、今度は106万円以下の人、週20時間以上働いたら払うんですよと。(壁より)下の人も負担が増えるんです」と、逆の話であると指摘した。 

 

 「とにかく現役世代、そこで働く企業から取ろうと考えてますから、この壁取っ払ったら、年収106万円以下の人も、週20時間以上働いたら、だいたいざっくり年金保険料で10万円くらい負担することになる」と語り、「国民民主党が言ってる、収入を増やすという減税の効果は完全に消えます。本当にみんな怒るべきです」と述べた。 

 

 

 
 

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