( 235839 )  2024/12/19 16:50:55  
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与党は年収103万円の壁を123万円に引き上げる方針で税制大綱に明記し、国民民主党との対立が深まっています。

一方で、日本維新の会との接近が進んでおり、国民民主党は無視されたとして驚きを表明しています。

与党は維新との連携を強化することで、新たなカードを手に入れたと分析されています。

これにより、与党と国民民主党、日本維新の会の三角関係が今後どう展開するのか注目されています。

(要約)

( 235841 )  2024/12/19 16:50:55  
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自公「123万円」税制大綱に明記 国民民主とミゾ維新と接近 玉木氏「無視され驚き」 

 

 与党は「103万円の壁」の引き上げ幅を巡って、123万円で税制大綱に盛り込む方針です。178万円を譲らない国民民主党との溝が深まるなかで、与党と日本維新の会が急接近しています。 

 

 石破茂総理大臣は18日、補正予算成立のあいさつ周りで国民民主党の元を訪れました。 

 

 「178万円よろしくお願いします」という問いかけに一瞬、笑みを浮かべましたが、すぐに消え笑顔のない記念撮影となりました。 

 

国民民主党 浜口誠政調会長 

「(与党側から)新しい提案がなければ、協議の再開は難しい」 

 

 「年収103万円の壁」の引き上げを巡り、強気の姿勢を崩さない国民民主党。しかし、与党側も新たな動きを見せています。 

 

 18日、自公のみの税制協議で国民民主党に対し、新たな提案は行わない方針を確認しました。 

 

 2025年度の与党税制改正大綱には、国民民主党が掲げる178万円ではなく、123万円への引き上げという与党案のまま明記する方向で調整しています。 

 

国民民主党 玉木雄一郎代表(役職停止中) 

「3党の幹事長間の合意も、我々からしたら無視される形で、大綱が決定されるというのは残念というか驚き」 

 

 少数与党として国民民主党の協力を仰ぐため、これまで6度にわたって協議を続けてきた自公。ここにきて与党が強気な姿勢に転じた背景には、ある政党の存在があります。 

 

国民民主 玉木代表(役職停止中) 

「ある程度、維新とやれるような算段がついたのか」 

 

 「教育無償化」を巡って、与党と実務者協議を行うことで合意した日本維新の会です。 

 

 専門家は、与党が過半数獲得に向けた新たなカードを獲得したと分析します。 

 

政治ジャーナリスト 田崎史郎氏 

「日本維新の会の政権への対応は、補正予算案にいきなり賛成した。国民民主党の要求を満たそうとすると、金は数兆円かかる。維新の教育無償化だと数千億円で済む。お金がどっちがたくさん必要になるかというのも判断材料」 

 

 玉木氏はSNSでも「維新が与党と接近している」と投稿。すると、日本維新の会の吉村洋文代表がこう投稿しました。 

 

維新 吉村代表のXから 

「玉木さん、我々は何も握っていません。憶測は控えていただいたほうがよいかと。地獄の底まで、本気で腹括ってやる、一緒に178万円目指してやろう、というなら協議しましょう」 

 

 国民民主と維新をてんびんにかける与党。今後、三角関係はどうなるのでしょうか? 

 

田崎氏 

「自民党は引き続き国民民主党との交渉を続けていく方針です。 一方、維新との交渉も進めていく。お互いに不安を抱えながら賭けに出ているって感じ。新しい局面を迎えていて、(予算案が衆院を通過する)来年2月あたりまでずっと続いていくだろうと思う」 

 

(「グッド!モーニング」2024年12月19日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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