( 236359 )  2024/12/20 15:21:53  
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20日、東京都の米軍横田基地に防衛省や外務省、環境省などが立ち入りし、PFAS汚染の可能性がある消火訓練エリア周辺を視察した。

今後はサンプリング調査も検討されており、PFASは健康被害が懸念されている。

在日米軍はPFASを含む消火剤の使用をやめているが、過去の調査で池から高濃度の成分が検出された。

防衛相や官房副長官は地元の懸念に配慮し、米側と連携して解決に取り組む考えを示した。

(要約)

( 236361 )  2024/12/20 15:21:53  
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東京・米軍横田基地に立ち入る人たち=20日午前 

 

米軍横田基地のゲート=2022年12月、東京都福生市 

 

 東京都の米軍横田基地から有機フッ素化合物(PFAS)が流出した可能性がある問題で、防衛省や外務省、環境省などは20日、同基地に立ち入りをした。PFASを含む消火剤が過去に使用されたとみられる消火訓練エリア周辺を視察し、米軍側から説明を受けるとしている。 

 

 防衛省によると、立ち入りは都や基地周辺自治体と共に行った。今後、日米地位協定の環境補足協定に基づき、消火訓練エリアにある貯水池の水のサンプリング調査も検討している。PFASは発がん性など健康被害が生じる恐れが指摘されている。 

 

 在日米軍は既にPFASを含む消火剤の使用をやめているが、米側が過去に実施した調査では、貯水池から国の暫定目標値を大幅に超える成分が検出されているという。 

 

 中谷元・防衛相は20日の閣議後記者会見で「地元のみなさまが不安や懸念を抱いている。在日米軍施設の環境対策が実効的なものになるよう取り組んでいく」と述べた。佐藤文俊官房副長官は会見で「引き続き米側とも連携していく」と話した。 

 

 

 
 

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