( 236524 )  2024/12/20 18:30:41  
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セブン&アイHDは、カナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」からの買収提案を受け、逆買収を検討していたことが報じられました。

初期的な提案を受けてから逆買収を検討し、「パックマン・ディフェンス」手法を一部社内で検討しましたが、カナダの法律などが厳しく、最終的に逆買収をあきらめたとされています。

セブン&アイではクシュタールによる買収案の他に「創業家による買収」と「現状維持」の選択肢があり、関係者間で検討が進んでいます。

特に「創業家による買収」案は大規模で、関係調整が難航していると報じられています。

(要約)

( 236526 )  2024/12/20 18:30:41  
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セブン&アイHDが一時、カナダ企業の逆買収を検討していたことがわかった 

 

カナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」から買収提案を受けているセブン&アイ・ホールディングスが、カナダ企業の逆買収を検討していたことがテレビ東京の取材でわかりました。 

 

セブン&アイはクシュタールから7兆円規模で買収提案を受けていて、セブン&アイが設置した特別委員会が提案を検討しています。 

 

関係者によりますと、クシュタールから初期的な買収提案を受けて以降、「パックマン・ディフェンス」と呼ばれる手法で買収提案者を逆買収する案が社内の一部で一時検討されたということです。 

 

しかし、カナダの投資に関する法律などが、外国企業による買収を厳しく制限していて、買収にかける時間とコストなどを鑑み、最終的に逆買収を断念したということです。 

 

別の関係者は「クシュタール側は日本企業による逆買収が事実上難しいことを織り込んだ上で、買収提案してきた可能性がある」と述べています。 

 

セブン&アイでは現在「クシュタールによる買収」のほかに「創業家による買収」そして、買収を受け入れない「現状維持」の3つの選択肢を軸に、関係者間で検討が進んでいます。 

 

中でも総額9兆円規模とされる「創業家による買収」案は、参加を検討している伊藤忠商事や銀行などとの間で調整が難航しているとされ「年内にまとめ上げるのは難しいだろう」との声も上がっています。 

 

※ワールドビジネスサテライト 

 

 

 
 

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