( 236934 )  2024/12/21 04:50:24  
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永野耕平市長が女性との性的関係をめぐる裁判で和解したことで、岸和田市議会で不信任決議案が可決された。

永野市長は市議会での決定に驚きを示しつつ、不信任には応じず、辞職も考えていないと述べた。

特に秘匿の問題について自身の説明責任は果たしており、個人的な問題については家族と話し合うべきだと述べた。

(要約)

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永野耕平・岸和田市長 

 

 女性との性的関係をめぐる裁判で和解した大阪・岸和田市の永野耕平市長について、市議会で不信任決議案が提出され、可決されました。これを受け20日午後、市長が会見しました。「全体として不思議なというか、ビックリしています」「議員が考えられていることと自分の認識にズレがあると思っている」と話しました。 

 

 永野市長は、政治活動で関わった女性と性的な関係を続けたことをめぐって、女性から訴訟を起こされ、謝罪して解決金を支払う内容で先月、和解が成立。その後、地域政党・大阪維新の会を離党しています。 

 

 不信任決議案については2人の議員から反対の意見が出されました。 

  

 (大阪維新の会・橘川議員)「十分な議論が尽くされていない中での不信任案の採択は、市政の停滞やさらなる混乱を招く可能性があることも否定できない」 

 (にじの会・高比良議員)「市民の怒りが沸点に達したとは言えない。市民の怒りがあることは十分承知をしておりますが、市民の武器であるリコールや、市役所前でのハンストなど継続的に1人でもできる抗議の動きもなく、市民から押される市長候補も見えません」 

 

 また高比良議員は永野市長が辞職した場合に「永野氏再当選の可能性が低くない。永野氏再当選でも2025年2月までの任期は変わらず、約1年後、再度市長選挙が行われるので1億円以上も税金が不必要に支出され、それにより住民サービスに影響が遅れることにもなります」とも述べました。 

 

 その後、採決となり、賛成20反対4で不信任決議案は可決されました。 

 

 永野市長は不信任案可決後、20日午後1時から会見を開き、不信任案の内容について「議員が考えられていることと自分の認識にズレがあると思っている」と話しました。 

 

 (永野耕平・岸和田市長) 

 「決議の中に『秘匿を繰り返し説明責任を果たすことはなかった』ということが書かれていますが、決してそんなことはなく、秘匿するように相手方に求められていることについて話せないといっただけで、それ以外は話しているので、説明責任を果たしていないことはないと思います」 

 「本来個人的な生活のなかでの失態、妻以外の女性と交際していたわけですから、その失態に関しては自分で反省して家族と話し合えばいい話だと思っているので、不信任決議になるような話でもないし自分がやめるものではないと思っています」 

 

 

 
 

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