( 239429 )  2024/12/25 20:01:02  
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F1レッドブルの姉妹チームRBから昇格を逃した角田裕毅について、重鎮のヘルムート・マルコ博士が落選理由を明らかにした。

マーコ博士は、リアム・ローソンが経験不足ながらもマックス・フェルスタッペンと肩を並べられる可能性が高く、成長の余地を見いだすために選ばれたと語った。

一方、角田は速さは高いが安定性と感情のコントロールに欠け、レッドブルには不適当と評価された。

マルコ博士はローソンを高く評価し、今回の決定が彼にふさわしいと強調した。

(要約)

( 239431 )  2024/12/25 20:01:02  
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角田裕毅(ロイター) 

 

 F1レッドブルで姉妹チームであるRBからの昇格を逃した角田裕毅(24)について、同グループの重鎮ヘルムート・マルコ博士が〝落選理由〟を明らかにした。 

 

 角田は今季急成長を遂げ、性能が劣るRBのマシンで強烈なパフォーマンスを発揮して評価を高めた。レッドブルでセルジオ・ペレスの更迭論が浮上した際には、有力候補に浮上してファンやメディアからの支持率も高かったが、最終的には人事権を握るレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表の意向によって、実績不足のリアム・ローソンが抜てきされることになった。 

 

 この決定後、ホーナー代表が角田に対して〝退団勧告〟とも取れる発言をして物議を醸す中、マルコ博士が角田の落選の理由を説明して注目を集めている。 

 

 マルコ博士は母国オーストリア紙「クライネ・ツァイトゥング」で、今回の昇格人事についてこう語った。「その精神的な強さで、ローソンはマックス(フェルスタッペン)と肩を並べることができる可能性が最も高い人物だ。彼のグランプリ経験は限られているため、我々は彼がさらなる発展の可能性を最も秘めていると見ている」とローソンをまずは絶賛した。 

 

 そして、昇格を見送られた角田について理由を明らかにした。「この決定は彼にとって、たしかに残念なものだった。彼の速さには議論の余地がないが、ある程度の安定性に欠けており、過度に感情的なドライバーでもある」と強烈なダメ出しを行い、レッドブルにはふさわしくないと断じた。 

 

 そして「全体的なパッケージはローソンにぴったりで、角田裕毅はRBでその先頭に立ってやってもらう」とマルコ博士は強調。あくまでもローソンの評価が上との見解を示した。 

 

 チーム内外でこれほど評価に温度差があるのは珍しいが、角田には来季、首脳陣を見返す快走を見せてほしいところだ。 

 

東スポWEB 

 

 

 
 

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