( 240744 )  2024/12/28 15:07:15  
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岸和田市長と不適切な関係を持った女性との裁判で和解が成立した後、女性側が市長の主張に反論する書面を発表した。

市長は性加害はなかったと主張しており、女性は性的な関係を強要されたとして提訴していた。

市長は和解内容の秘匿を理由に情報開示を避けていたが、女性側の反論では和解金を減額する代わりに口外禁止条項を外すよう市長が要求していたことが示唆されている。

岸和田市議会は市長に説明責任があるとして不信任決議案を可決したが、市長は議会を解散した。

(要約)

( 240746 )  2024/12/28 15:07:15  
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岸和田市長“性被害”訴えに再反論 女性側「脚色したストーリー」 双方が異なる主張 

 

 大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)が、不適切な関係を持った女性から損害賠償を求める裁判を起こされて和解した問題で、女性側が書面で反論しました。一方、永野市長は「性加害はなかった」と改めて主張しました。 

 

女性側が発表した書面(26日) 

「市長はその立場を利用して、ネットメディアをも巻き込み、一方的な主張や都合よく脚色したストーリーを発信しています」 

 

 大阪府岸和田市の永野市長に対し、書面でこう反論したのは、市長から性被害にあったと訴える女性の代理人弁護士です。 

 

 女性は性的な関係を強要されたとして市長を提訴。市長が解決金500万円を支払うことなどで先月、和解しています。 

 

 一方、これまで女性との関係は「不倫」であり、「性的な関係の強要はない」と主張している永野市長。27日も…。 

 

永野市長 

「裁判の時から一貫して加害行為は認めていません。(性的な関係の強要を)していませんし、そういうことを書かれてもかなり違うと思う」 

 

 24日には、妻同伴で会見も行っていました。 

 

永野市長の妻・紗代さん 

「事実を知っていただきたい。(女性への)加害はないのに、あるように報道されてつらい日々でした」 

 

 これに対し、女性の代理人弁護士は書面で…。 

 

女性側が発表した書面(26日) 

「本件を単なる不貞行為にすり替えようとしていることについて、原告は非常に憤っています。和解調書の前文で、市長が優越的な地位にあったことが指摘されている通り、本件は『不貞』等では決してありません」 

 

 この問題を巡り、永野市長はこれまで女性側が秘匿を求めているため、和解内容を明らかにできないと繰り返してきました。 

 

永野市長(先月28日) 

「和解内容も裁判も全部秘匿するということになっているので、僕から話せない」 

 

永野市長(5日) 

「相手方は和解した内容を秘匿ということになっている」 

 

 そんな市長に対し、岸和田市議会は「説明責任を果たしていない」などとして、今月20日に不信任決議案を提出。賛成多数で可決されましたが、市長は議会を解散しています。 

 

 「女性が秘匿を求めている」とする市長の主張に対し、女性の代理人弁護士は…。 

 

女性側が発表した書面(26日) 

「和解協議の中では『口外禁止を盛り込まない形で和解をしたい』と述べていたところ、市長から口外禁止条項を外すので和解金を500万円に抑えてほしいという打診を受けました」 

 

 当初、和解した場合に第三者に内容を明かさない「口外禁止条項」を付けるよう求めたのは、市長だと指摘しました。女性側の反論に永野市長は…。 

 

永野市長 

「あちら側が秘匿にした裁判で和解までしていることについて、報道提供して始まったこと。そんなことを言うなら、新聞記事にしなかったらよかったんじゃないですか。相手方が求めてきたら、いくらでも話し合いますし。一からもう一遍やるのなら、やってもいいと思います。公開でやったらいいと思います」 

 

(「グッド!モーニング」2024年12月28日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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