( 241984 )  2024/12/31 03:24:19  
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TBSの特別番組で、膳場貴子アナウンサーが政権によるメディアへの圧力が今も続いていることを指摘。

ジャーナリストの後藤謙次氏も安倍政権以降のメディア操作についてコメントし、政府側の記者会見や出演の選別、メディアの抵抗の不足を指摘した。

(要約)

( 241986 )  2024/12/31 03:24:19  
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 膳場貴子 

 

 TBS「報道の日2024 TBSテレビ報道70年~8つの禁断ニュース」が29日、放送された。キャスターを務めた膳場貴子アナウンサーが「ときの政権が圧力をかけてくる。これは今も続いている」と話した。 

 

 番組では「メディアへの政権の圧力」を特集。1968年に、報道番組「ニュースコープ」でキャスターを務めていた田英夫氏が、ベトナム戦争でアメリカが行っていた北爆を批判的にレポート。自民党政権から圧力がかかり、キャスター降板にいたったことを伝えた。 

 

 そのあと、膳場アナは「ときの政権が圧力をかけてくる。これは今も続いている。昔の話ではないんですよね。今も緊張感のもとに、私たちは仕事をしているわけですが」とコメント。 

 

 ジャーナリストの後藤謙次氏に「第2次安倍政権以降は、肌身で感じることがありましたよね」と尋ねると、後藤氏は「安倍さん以降は、露骨な感じじゃないけど、もっと狡猾というか、巧みなメディア操作というのがあって」と私見を述べた。 

 

 「とりわけ安倍さんが駆使したのは、メディアの分断ですよね。テレビ局でも、このテレビ局には出るけど、ここには出ないとか。記者会見でもそうです。内閣広報官が司会で仕切って、質問する記者を当てるのも、政府側が握ると。これに対して、メディア側が押し込まれているのを押し返してないというのが、非常に大きな問題があって。メディアが一丸になることも必要ではないか」と安倍政権のメディア掌握術を語った。 

 

 

 
 

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